見解逮捕された息子さんは62歳なんですね。 医師にも相談もされており、一般的にその行為がどんな結果を招くか分別もつきそうなものですが。 とは言え、治療にマイナスに働くので禁止されているのを家族等が既に知っているのにも関わらず…入院の面会時にその飲食物をコソッと渡す人は珍しくありません。 入院中の本人が我慢できずに家族に懇願して、『可哀想だから、つい…』と情に流される人もいます。他にも、家庭内のパワーバランスが乱れており、入院中だろうが患者の言いなりになっている家族もいて、『従わないと、退院後が怖くて…』という人もいます。 主治医や病院から禁止されるには理由があります。検査結果に影響が出て治療効果が不明になったり、喉に詰めて窒息する等の重大なリスクがあります。もし求められても『主治医からダメと言われているからゴメンね』と、主治医や病院を盾にして上手く断るようにして欲しいです。
コメンテータープロフィール
兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。