東京・JR新宿駅の交番近く 警察官が女にハサミで襲われ転倒 一時意識不明に
テレビ朝日系(ANN)
見解幸いにして被害に遭った警察官は意識を回復し、また他の報道では、警察官が刺される場面の防犯カメラ映像もあるとのことですので、「犯人性」については、確実な証拠がそろっているといえます。 もっとも、「女に声をかけた」という職務行為の適正性について、今後、争点となることも、可能性として考えられなくはないです。そういった点に関しては、警察官にウェアラブルカメラ(ボディカメラ)を装着させ、その職務執行の適正性や証拠を確保するという運用にしている国もみられるようになっています。 こういったことも、今後、考えていく必要があるのかもしれません。
1969年愛知県生まれ。東京都立大学法学部卒業、博士(法学・東京都立大学)。専門は刑事法。近年は情報法や医事法にも研究対象を拡げている。著書として『放火罪の理論』(東京大学出版会・2004年)、『防犯カメラと刑事手続』(弘文堂・2012年)、『現代社会と実質的刑事法論』(成文堂・2023年)、『アメリカ刑法』(訳・レクシスネクシス・ジャパン・2008年)など。