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橋賀秀紀

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トラベルジャーナリスト

報告

解説6月に姫路市長がかなり高額の外国人料金を検討している旨の発言をしたところ、かなり大きな反響があった。コメントなどをみるかぎり、外国人料金に賛成の声が強かったが、そもそも営利企業でない以上、そこまで高額の設定が不可避なのか検討する必要がある。 2023年度の姫路城への入場者数は約148万人だった。そのうち日本人は約70%を占めた。一方で2022年度の姫路城の維持費用は約12.7億円だった。それに50年に1度程度の大規模改修のコストも計算にいれると13.2億円相当となる。これを入場者数で単純に割ると一人890円相当となる。 費用にはガイドも含まれるようだが、ガイドこそ有料で受益者負担とすればよい。安全安心とのことばもあるが、現状はそうでないのだろうか。費用の内訳も精査する必要があるだろう。

コメンテータープロフィール

東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。

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