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福井健策

福井健策

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弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

報告

見解第一に、アミューズが強く抗議するのは、当然でしょう。 法的にはパブリシティ権侵害や遺族の「敬愛・追慕の情」に基づく不法行為などあり得ますが、一番可能性が高いのは、実はアーティスト写真の著作権侵害・著作者人格権侵害ですね。 第二に、これは以前も書きましたが、報道の使命はまずは何が起こったか事実をわかりやすく伝えることです。この声明と記事内容では、どんな文脈でどう三浦さんの画像が使われたかの全体像がまだ分かりませんので、社会は本当の意味での判断ができません。仮にポスター画像そのものを載せるのははばかられたとしても、記事でポスターの様子を詳しく説明するとか、どの団体がどのように掲載したかをしっかり伝えることが重要ですね。 なお、ヤフコメが陰謀論やデマの温床になってはいけないという松谷さんのコメントには、全く賛成です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 松谷創一郎

    ジャーナリスト

    補足2020年に三浦さんが亡くなってから、SNSを中心にその死因をめぐって非常に荒唐無稽な陰謀論がずっと…続きを読む

コメンテータープロフィール

福井健策

弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

弁護士(日本及びニューヨーク)。骨董通り法律事務所 for the Arts 代表。日大芸術学部・神戸大学大学院・iU・CATで客員教授。専門はエンタテインメント・メディアの法律と契約、著作権法、肖像権・メタバースなど情報法。 内閣府知財本部・文化庁ほか委員。デジタルアーカイブ学会法制度部会長、JPASN常任理事、エンタメロイヤーズネットワーク理事。近著『18歳の著作権入門』(ちくま新書)、『エンタテインメント法実務』(弘文堂・編著)、『ロボット・AIと法』(有斐閣・共著)ほか。

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