強度行動障害の息子…受け入れ施設が見つからない 両親の苦悩【報道特集】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
見解強度行動障害の有無に関わらず重い知的障害や発達障害を抱える子の保護者の方は、自身が逝去した後にその子達がどうなるのかを考え非常に苦慮されていることが多くあります。 お金を残してもその管理が難しかったり、家を残しても生活能力がなかったりして施設への入所を求めている方も多いですが記事にもあるように地域によっては施設が全く足りていないのが現状です。 施設では身体拘束を行うことはできず、暴力や破壊行為に対しても緊急の処方などができないためスタッフが暴力などの被害に遭いやすい現実があり、働き手は多くありません。 抗精神病薬などの投与で癇癪などはある程度コントロールされることはありますが全てが薬で解決するものでもありません。 少ないスタッフでは対応しきれない、しかし大勢のスタッフを雇うと施設が赤字になる、という現状を変えていかねば行き場のない人たちは増え続けると考えられます。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。