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精子提供で出生 娘に伝える夫婦

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屈辱的だった無精子症、「精子提供」を選んだ家族の子への告知の在り方は

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「親切な人がたまご(精子)をプレゼントしてくれて本当に良かったよ」。一般社団法人AID当事者支援会代表理事の寺山竜生さん(51)は、第三者の提供精子による人工授精(AID)で生まれた2人の娘がいる。不妊治療の一つであるAIDを受ける選択は、自分以外の男性から精子提供を受けるということ。無精子症と判明してから屈辱的な気持ちを鼓舞し、悩んで夫婦で話し合った結論だった。国会では第三者が関わる生殖医療のルールに関する法整備の議論がなかなか進まない。寺山さん夫婦は子どもの成長に触れながら「事実を伝えるだけでなく『大切な家族の1人』と伝えたい」と子どもたちに日常的に〝告知〟できる環境作りを大事にしている。(共同通信=寺田佳代)

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