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死刑執行命じられ 刑務官に人権は

共同通信

「人を殺している実感」死刑執行に関わった元刑務官の苦悩 矯正教育との矛盾

共同通信

 神戸市で弁護士事務所を開く野口善国さん(78)は、刑務官として東京拘置所に勤務していた1971年の冬、死刑執行に関わった。執行されたのは40代くらいの男性で、強盗殺人の罪を犯し、死刑が確定していた。東京拘置所では当時、死刑囚に執行の告知を前日に行っており、死刑囚は遺書を書き、家族と面会することもできた。「死刑執行の前日、拘置所からの電報で駆け付けた男性の妻は、テーブルを挟んで向かい合う男性の手を握り、涙を流していました」。野口さんは、その模様を鮮明に覚えている。

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