【名古屋市東区】「こども食堂Qchan」で買える「ファームロットナイン」の“平飼いたまご”が絶品!
名古屋市東区代官町にある「こども食堂Qchan」に行ってきました!
子どもの孤食の解消や食育推進のため、無料もしくは低料金で食事提供を行う“こども食堂”。 「マックスバリュ代官店」の隣にある「こども食堂Qchan」では、近隣に住む子どもと大人がつながる“地域交流の場”となっています。
1階には「こども食堂Qchan」で販売されている“平飼い卵”の看板が出ていました! 「Qchan」はこのビルの2階です。
現在、2024年11月頃までリニューアル工事中のため、2階には南側の階段から上がります。
こちらが「Qchan」がある2階へと向かう階段です。
明るく入りやすい雰囲気の食堂入口。
こども食堂の様子
「こども食堂Qchan」は、WEB系やチョコレート屋さんなど、さまざまな事業を手掛ける「キューコーポレーション株式会社」が運営しています。写真の藤江さん、山本さん、ディムさんの、社員さん達のほか、近隣に住むシニアボランティアさん3人で食堂を切り盛りしています。皆さん本当に元気で生き生きと働かれていて、毎日ご飯を食べにくる子ども達もきっと楽しみに来ているのだろうな、と思いました!
食堂は、平日の月~金の17:00~20:00まで開催。子どもは無料、大人は500円以上の寄付でご飯を食べることができます。お父さんやお母さんと一緒に来ても、子どもが1人で来ても大丈夫です。入ってすぐ右側には、活動に賛同する方々からの寄付によるお菓子や、靴下、ジュースなどが並びます。お菓子類はお土産に持って帰って良いそうです。
お米や野菜、果物など多岐に渡る寄付があることから、毎日30人前前後の夕食をを作るのに非常に役立っているとお聞きしました。取材に伺った際も、ちょうど近所のお肉屋さんが食材の寄付に来ており、地域の密接なつながりを感じました。
大きな海水魚が泳ぐ水槽がある客席。食事だけでなく宿題をして帰る子もいるそうです。奥にはキッズスペースがあり、遊ぶこともできます。わからない問題をスタッフが教えたり、夏休み中には食堂に来ている子どもたち同士で、夏休みの宿題を休みの前半に終わらせたり(!)と、勉強も捗るようです!
食堂が開く17時前の食事準備の様子。まさに“阿吽の呼吸”で、着々と夕食の準備が進められていきます。メニューは、その日に入荷された寄付の食材や、残っている食材などで変わるため、当日に決定するそうです。バランスのとれた家庭料理は、藤江さんの手によって、酒・みりん・醤油・塩・味噌・マヨネーズなどのシンプルな調味料で作りあげられていきます。藤江さん自身も2人のお子さんを1人で育てあげた経験から、野菜嫌いの子どもたちが、自然と野菜を口にできるように、ピーマンの肉詰めを作る時はしっかり蒸し焼きにして苦味を減らすなど、工夫を凝らして料理を作っているそうです。
この日の献立
この日は寄付で頂いた生のトウモロコシがあったそうで、焼きトウモロコシ味のマカロニサラダが作られていました。味見させて頂きましたが、缶詰のトウモロコシと違ってコーン自体の味がしっかりしていて、子どもも大人も大好きな味でした!
ご飯にピッタリな肉味噌。実はこの肉味噌には秘密があって、食べても気づかないぐらい細かく刻んだ椎茸が入っています。これで、椎茸嫌いな子どもたちも知らぬ間に椎茸を食べることができ、食べ終わった後にタネ明かしをすると驚かれるそうです。こちらも味見させて頂きましたが、言われなければ椎茸の存在に気づきませんでした!
大量に炊くお米は毎日大体30人前。お米の高騰が続く昨今ですが、お米の寄付があることで大変助かっているそうです!
本日の献立がこちら。ご飯・肉味噌・わかめスープ・マカロニサラダ・梨です。子どもは0歳~中学生まで来るので、一人ひとりが食べきれる分量を調整しているそうです。子どもたちはトレーに載せてもらったご飯を持って、好きな席で夕飯を食べます。
「こども食堂Qchan」の場所が、学区が複数集まる中間地点にあることから、学校外の友達やコミュニティができるというのも魅力のひとつ。普段、自分の親や学校の先生ぐらいしか大人との関わりがない子ども達も、食堂に来れば、社員さんたちや70代以上のボランティアの方々、寄付を持ってきてくれる方など、色々な“大人”と接することができます。最初は挨拶もできなかった子が、自分から挨拶できるようになったりと、「Qchan」を通じてコミュニケーション能力も育まれているようです。
絶品“平飼い卵”も買える!
「キューコーポレーション株式会社」は、知多市にある農園「ファームロットナイン」も運営しています。有機発酵肥料を使い、野菜と果樹を栽培するほか、稀少な純国産鶏“後藤もみじ”飼育しており、この鶏のたまごがおいしいそうなんです!
“平飼いたまご”は6個で600円と普通のたまごと比べるとお高めではあるのですが、それは、こだわりの飼育方法で育てられているから。“後藤もみじ”は知多産の玄米と、自社オリジナル発酵飼料で平飼い飼育されています。愛情持って育てられた鶏は、のびのびと健康的に育つため、生まれるたまごも自然な旨みが感じられるのです。
お米を食べて自然な状態で育った鶏のたまごの黄身は、なんとレモンイエロー!
たまごは、色や形も様々。
左がドラッグストアで購入した最安値の卵、右が“平飼い卵”です。全然色が違いますね! 殻も“平飼い卵”のほうが固めです。
たまごかけご飯にしてみました。クリーミーでコクがあるのに後味はさっぱり! 変な生臭さは皆無です。生で食べてもとても美味しい! さすがこだわって飼育された“後藤もみじ”の卵です。「こども食堂Qchan」利用者でなくても、“平飼い卵”は購入できるので、一度ぜひ食べてみてください。スペシャルな朝ごはんになること請け合いですよ♪
こども食堂Qchan
住所:愛知県名古屋市東区代官町15‐3グランカーサ2階
営業時間:平日月~金17:00~20:00
定休日:土日祝
公式Instagram
Farm Lot⑨ 代官町 野菜直売所
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