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【京都市】北区 三本足の伝説の烏「八咫烏」を祀る「久我神社」は賀茂別雷神社(上賀茂神社)境外摂社!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

今日5月15日は、「葵祭」が行われました。

「葵祭」は、京都三大祭の一つです。

葵祭と祇園祭、時代祭の三つを「京都三大祭」と呼びます。

約1400年前に起源をもつ優雅で高貴な祭りで、平安貴族の姿に身を包んだ総勢500名以上が、京都御所→下鴨神社→上賀茂神社へと向かう行列は圧巻です。

『高津商会』も協賛させてもらっているため、京都御所にある有料観覧席のご招待券をいただきます。

「賀茂祭」といわれる葵祭では、席に座ると葵祭についてのパンフレットがいただけます。

とってもわかりやすい内容です。

『高津商会』でもお馴染みの小道具や装束たちです。

葵祭を拝見した後、『久我神社』という神社に出会いました。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)の境外摂社で、賀茂氏の祖神賀茂建角身命をお祀りする『久我神社』。

神武天皇御東征の砌、八咫烏(やたがらす)が祀られています。

時は紀元前660年、最初の天皇である神武天皇の御東征の際に〈久我神社〉の御祭神である祖神・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が“八咫烏(やたがらす)”となって大和(奈良)まで導きました。

その功により賜った山城国(京都)に一族で移り住み、後に御神徳を讃えて賀茂建角身命を祀られたのが〈久我神社〉の始まりだそうです。

航空・交通安全の神として広く信仰されています。

久我の森の名残である神社にある緑は貴重な存在だそう。

樹齢600年の欅の御神木も立派です。

上賀茂神社は、賀茂建角身命とその娘である、賀茂玉依姫命賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)をお祀りされたことから賀茂別雷神社(上賀茂神社)が創建されたそう。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)の神馬さまである「神山号」も4月と11月のお祭りには『久我神社』に来られます。

八咫烏さんは、日本神話に登場するカラス(烏)であり、導きの神。

私も大好きな神様です。

葵祭と八咫烏を祀る「久我神社」を同日にお参りできるのは感謝です。

「久我神社」
住所:京都府京都市北区紫竹下竹殿町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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