【京都カフェ】桜を眺めながら、パリ仕込みのスイーツ&ブランチを楽しめる「ETRA」
京都の中でもとりわけ風情あふれる冷泉通りに、2022年10月に誕生したカフェ「ETRA」。鴨川にほど近い疏水沿いに咲く桜並木を眺めながら、パリの一流ホテルやレストランでキャリアを積んだというパティシエが作るブランチやスイーツを楽しめます。ケーキとコーヒーをいただいたのでご紹介します。
冷泉通り沿いの桜を望めるカフェ
京都・岡崎地区の疏水沿いにある冷泉(れいせん)通り。鴨川から東に向かう疏水沿いの通りは桜並木が連なり、季節には美しい光景を望めます。
その通りに2022年10月28日にオープンしたカフェ「ETRA(エトラ)」は、パティシエである女性店主・寺田星羅(せいら)さんによるお店です。
暖かい季節に気持ちが良さそうなテラス席が設けられています。グレーの窓枠がシックです。こちらはワンちゃんOK。
コンクリート打ちっ放しの店内には、曲線が美しい椅子やテーブルが配されています。スタイリッシュな空間に、ほどよく温かみが添えられているのが居心地のよさの所以かもしれません。
全面ガラス張りの開放感あふれる窓から、たっぷりと陽光が降り注ぐ気持ちのよい空間です。
パリの超一流店ホテルやレストランで腕を磨いたパティシエ
パティシエであり店主である寺田さんは、パリで5年間修業。高級ホテル「オテル リッツ パリ」や「フォーシーズンズ ホテル ジョルジュサンク パリ」をはじめ、星付きレストランなど錚々たる高級店でキャリアを積まれました。
店内のカウンターにはスイーツがズラリ。その一流の腕で作る料理やスイーツを、居心地のよいカフェで気軽に味わえるとはうれしい限り。超一流店での経験があるからこそ、使用する素材にはこだわりがあります。
スイーツ&コーヒーと共に至福のひと時
目の前には、ヨーロピアンな風情が漂う赤レンガを背景に桜を望めます。暖かい日には窓が開け放たれて開放感抜群!
「とらパウンド」550円と「コーヒー」450円をいただきます。香り高く苦味をしっかりと感じるコーヒー。豆の種類は気まぐれに変わるそうです。これがチョコとバニラのマーブルケーキ「とらパウンド」によく合うのです。京焼のソーサーが、いぶし銀のように渋い輝きを放っています。それぞれの器のセレクトにも寺田さんのセンスが光ります。
厳選したチョコレートとバニラビーンズ、香りづけにラム酒を加えた濃厚なパウンドケーキは、ほんのりと温められています。表面をコーティングした、トロけるようなチョコレートソースがたまりません!
添えられたミルクのエスプーマにはスパイス漬けグリオットチェリーがあしらわれています。これはフランス菓子の「フォレ・ノワール」を意識されているのだとか。
「エスプーマにケーキを付けても、エスプーマをケーキにかけても、お好きなように楽しんで下さい」と寺田さん。パリのカフェにいるかのような、ラフなスタイルもいい感じです。
大原「音吹畑」からの新鮮な「ハーブティー」500円。バーベナ、ペパーミント、カモミール、ラベンダーのブレンドがさわやかに香ります。見た目も清々しいですね。小粋なフレンチポップスを聴きながら、思わず時を忘れてしまいます。
多彩なスイーツはギフトにおすすめ
ほかにもシュークリームのクリームと皮が逆転したというユニークな「シューケット&ディップ」700円、「ラムカヌレ」500円、「抹茶カヌレ」550円、「バナナブレッド」550円、メレンゲと生クリーム、フルーツを合わせた「パブロバ」1,200円などがそろいます。テイクアウトも可能。
「ノンアルコール スパークリング」700円、一日漬け込んで作ったという国産フルーツのシロップによる「ジンジャーエール」500円、フランスでは定番メニューの「ショコラショー」600円は、寒い季節に味わいたいですね。
お店に入ると左側に並ぶ「とらパウンド」1,200円、「ラムカヌレ」350円、「抹茶カヌレ」400円、「チョコカヌレ」350円は、持ち帰りや贈り物におすすめです。
桜を眺めながら優雅にブランチを楽しめる
こちらでもう一つおすすめなのが、今までは週末限定だった(3月27日からは毎日終日オーダー可能)「ブランチ」。ワッフルかフレンチトースト、半熟卵とベーコン、サラダなどが付く「ブレックファースト・プレート」1,300円、「ブランチプレート」1,800円、「バター・ワッフル」「フレンチ・トースト」「ブレッド・スープ」(各900円)とメニューも新たに生まれ変わります。ブランチもカフェも席の予約が可能です(※予約はこちら:https://edisone.jp/etrakyoto )。
地元の有機野菜や減農薬野菜、舞鶴卵、北海道産バターやクリームなど、こだわりの食材を活かしたブランチです。「質の高いものをカジュアルに楽しんでもらいたい」との寺田さんの思いにあふれています。
店主ならではの美意識とパリのエスプリ、京都の自然を感じる風景とがハーモニーを奏でるカフェ「ETRA」。桜を眺めながら優雅なひと時を過ごしてみてはいかがですか。
※価格は全て税込み
ETRA
■住所:京都市左京区聖護院蓮華町19-2
■営業時間:平日 13:00~18:00/週末 10:00~18:00/ブランチ 10:00~14:00
※3/26は16:30(L.O.)に変更
2023年3月27日(月)から、9:00~16:30(L.O.)※ブランチも終日可能
■予約はこちら:https://edisone.jp/etrakyoto
■HP:https://etra-kyoto.square.site
■Instagram:https://www.instagram.com/etrakyoto/
※記事の内容は公開時点の情報です。メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。最新情報は公式サイトにてご確認下さい。