【墨田区】立志舎高校(錦糸町)吹奏楽部の指導に、あの世界的指揮者の佐渡裕さんがやって来ました!
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レナード・バーンスタイン最後の弟子。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等、欧州の一流オーケストラに多数客演を重ね、現在はオーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督として世界で活躍する佐渡裕さん。そのエネルギーあふれる指揮、カリスマ性、そして人懐っこい笑顔も人気の指揮者です。
2022年からは「すみだ音楽大使」と新日本フィルのミュージック・アドヴァイザーに就任し、翌2023年からは新日本フィルの音楽監督を務めています。
すみだの町中には、いたる所に佐渡さん等身大看板があるのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
すみだ音楽大使に就任したのち2022年5月から墨田区内の吹奏楽部、管弦楽部の指導もしてきている佐渡裕さん。先日、今回で6校目となる錦糸町の立志舎高等学校を訪れ指導を行いました。
日頃から佐渡裕氏の演奏会には足繁く通い、25年近く佐渡裕ファンをしている筆者。
ご近所さんにも公開、という今回の企画にもちろん! お邪魔してきました。
「りっしすいぶ」こと立志舎高等学校の吹奏楽部は、すみジャズなどのステージでもおなじみ。この日は、テレビ番組のテーマ曲にもなっている皆様おなじみの曲「ハリウッド万歳」をメインに指導を受けました。
ハリウッド万歳は華々しいオープニングから、軽快なスウィングのリズムが印象的な曲です。
まずは顧問の先生の指揮でいつもの演奏を聞いてから佐渡さんの指導がはじまります。
佐渡さんはまず、もっとスウィングしないと! と、体をもっと使って音楽を表現することを提案。
最初は緊張の面持ちの生徒さんたち。佐渡さんの指導を一言も聞き逃すまい、という真剣な表情がうかがえます。
ポイントとなるシンコペーションのアクセント表現方法をパンチのゼスチャーで現したり、2拍子と3拍子の違いと感じ方、それぞれの楽器の持つ役目は?など、とてもわかり易い指導が続きます。
佐渡さんのダイナミックな指揮に生徒さんはどんどん引き込まれて行くようです。
最後は再び、顧問の先生の指揮で演奏。
佐渡マジックの掛かった演奏は生き生きと、とてもステキな音楽になっていました。
練習後は部員の方からの質問コーナー。「指揮者の醍醐味とは? 」「指揮者じゃなかったらどの楽器を選ぶ? 」などの質問に、佐渡さん自身の生い立ちやエピソードなどを交えて丁寧に答えていました。
最後は和気あいあいと皆さんで記念撮影。
生徒さんからは「またお願いします! 」との熱いラブコールが。墨田区内に家を借りているという佐渡さん「いつもこの辺りをウロウロしてるから声かけてね」とおっしゃっていました。
墨田区内を歩く佐渡さんは「すみだ佐渡さんぽ」という名前でYouTube配信も何本かしているので必見ですよ!
これからも更に「音楽のまちすみだ」を盛り上げてくれそうな佐渡さんが見逃せません!
2024年12月21日(土)には、佐渡裕音楽監督がタクトを振る「みんなで楽しむ第九特別演奏会」があります。演奏会の前半はイラストとお話で綴る「第九ものがたり」ベートーヴェンが不朽の名曲「第九」を作曲するに至るまでの物語をたどり、後半は佐渡裕マエストロの指揮で第九の演奏を聞くことが出来ます。
こちらの演奏会は、トリフォニーホールで4歳からご入場可能、第九を初めて聴く方でも楽しめる内容となっています。
一年の最後を「第九」で締めくくる。そんな年末はいかがでしょうか?
【施設情報】
すみだトリフォニーホール
東京都墨田区錦糸1-2-3
交通アクセス
JR線「錦糸町駅」北口から徒歩で5分
東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」3番出口より徒歩5分
都営バス「錦糸町駅」下車 徒歩5分