【育児】勝手にお煎餅を食べられ激怒した娘が、犯人が発覚した瞬間見せた「勇気のない行動」とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。
その事件は、ある日娘が「ここに置いといたお煎餅食べたの誰!?」と叫んだことから始まりました。
お土産でもらったあるキャラクターのお煎餅がしばらくキッチンに置いてあったんですが、どうやらそれを誰かが食べてしまったらしいんですよね。
娘はそれを食べるのを密かに楽しみにしていたようなのですが…
別に誰のお煎餅と決まっていたわけではなかったですし、隠す必要もないと思ったので、食べたのがかーちゃんだと知っていた僕はそれを普通に娘に教えようとしたんです。
ところが…
「食べたのはとーちゃんだよ」
え!?
後ろから突然声が聞こえたので振り返ると…
そこにはニヤニヤ笑うかーちゃんの姿が!
どうやらかーちゃんが僕のせいにしてこの状況を楽しもうとし始めたようでした。
すると娘は僕に向かって激怒!
こうして僕は食べてもいないお煎餅のことで、いわれのない罵声を浴びることになりました。
当然娘には真実を伝えようとしましたが、信用のない父の言うことなど聞く価値はないと言わんばかりに娘は僕に向かって激昂するばかり。
僕はホトホト困り果てました。
ところが…その時!
そこに救世主が現れたのです!
「それならかーちゃんが食べてたけど。」
なんと…
僕と同じく煎餅を食べたのが母親だと知っていた息子が、真実を娘に伝えてくれたんです。
信頼している兄の言うことなら間違いはない。
そこでようやく娘は全てを察し、ニヤニヤ笑う母を見つめました。
ところが…
次の瞬間!
「ちょっととーちゃん!」
え!?
なんと娘は真実を知った後も、僕への罵声を止めることはなかったのです。
なんで!?
おそらく娘は煎餅を食べた犯人が母親だと気付きながらも、相手にするには荷が重いし、父親と同じように文句を言ったらその後どうなるかわからない、と恐怖を感じたのでしょう。
とはいえ振り上げた拳を今さらおろすわけにはいかず、そこで最もチョロい相手である父親に向かって引き続き牙を剥き、そのストレスを解消しようとした…
そんな感じだったのではないかと思われます。
まあ僕もかーちゃんに抗議する勇気がない人間の一人なので、娘の気持ちは痛いほどわかるのですが、だからと言ってそのストレスの矛先を僕に向けるのは勘弁してほしい…
そう思った次第です。
こんな感じで一番強いかーちゃんと一番弱いとーちゃんで成り立つ我が家族ですが…
まあなんだかんだで仲良くやっていますし、それはそれで楽しいので、これからも息子と娘と三人で手を取り合って、強いかーちゃんに立ち向かいながら、楽しく生きていきたいと思います。
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<登場人物紹介>
とーちゃん:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
かーちゃん:作者の2歳年下の妻。ニシムラ家の絶対王者。
おーくん:小学校高学年。ちょっぴり泣き虫な男の子。
みーちゃん:小学校低学年。ちょっぴり気まぐれな女の子。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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