江南市役所の地下一階にある喫茶・お食事一不ニ（いちふじ）に来ました。江南市役所の食堂としても利用されていますが、一般の方でも召し上がることができます。江南市内に住む人はもちろん、住んでいない、もしくは今回が初めてという人にもおすすめです。江南市は愛知県の中心である名古屋から電車では名鉄犬山線、車では名草線一本で行けることから都心部からのアクセスが良く、尾張地方の食文化の影響を受けていることがあります。

一不二は江南市役所の地下一階にあり、階段もしくはエレベーターで昇降できます。現在は二代目の店主とのことで長く経営されています。

店内では飲食できますし、レジでは切手、はがき、印紙も販売されています。

室内には広いテーブルとレトロな赤いイスが並べられています。開店時間中はお飲み物が注文できますが、お食事は11時～14時と限られています。入り口付近の本棚には漫画の本がありました。

お食事のメニューは、定食もの、カレー、どんぶり、ラーメン、うどんそば等種類豊富です。1000円でお釣りがくるランチはありがたいです。

人気メニューベスト３は①味噌かつ定食900円②からあげ定食900円③焼肉定食900円と書かれています。生卵はプラス50円で注文できます。

実食レポ

味噌かつを持ち上げて断面をみてみると、約2ｃｍの厚みがあります。店主にお伺いしたところ、揚げ油はラードではなく身体に優しいサラダ油を使用されているとのことです。こんがりと揚げられた衣は香ばしくサクサクです。肉は新鮮な豚ロースを使用されており、臭みはなく肉本来の旨味を感じます。中心までしっかりと火が通っていますが、丁寧に筋切りされているのでしっかり噛むと噛み切れる程の柔らかさです。味噌だれはこってりですが甘すぎず、また食べたくなる美味しさです。

豚のしそチーズカツの豚肉は殆ど嚙まなくても嚙み切れるほど柔らかかったです。熱で溶けたチーズはトロッと伸びてきました。そのまま食べると食材の味を感じましたが、ソースにつけても一味違う美味しさがあります。カツの下には網が置かれているので、油が切れてカリッとした食感を楽しめます。人気があって復刻されたとのことですが、メニューに有る時と無い時があるそうです。

定食には白米と味噌汁、サラダと御新香、お茶がついてきます。やかんに入ったお茶があり、おかわり自由です。