令和6年の中秋の名月は９月17日です。この日に千里丘まちづくり協議会による「天体観測会」が実施されます。

会を重ねるごとに参加者も多くなり、前回では参加者の方で天体望遠鏡を持っている方がいらっしゃり、合計3台の天体望遠鏡で月を観察することができました。

今回も講師の筏 正明さんによる解説も楽しめそうです。

前回では、月が雲に隠れていたり、列に並んでいる参加者のために、時折、星座早見盤を使って、現在の星の位置などを解説されていました。

「中秋の名月は満月の1日前ですから左（嵐の大洋側）が欠けています。 望遠鏡で拡大するとよくわかります。 海は、黒い溶岩で覆われています。 ウサギやカニなどに見えます」とは筏さん。

さて、今年は名月と土星が大接近するそうです。土星まで13億キロ、光速でも50分かかるのですね。土星といいますと周りの輪が有名ですが、来年は15年に1度の消失時期に入るそうです。

土星の環は約15年の周期でその傾きが変化するのだとか。これは、土星が公転軌道面に対して傾いた状態で太陽の周りを回っているためです。立派に見える土星の環ですが、実は非常に薄いことがわかっています。来年（2025年）には環を真横から見ることになり、その結果、ほとんど見えなくなるでしょう。（参照：国立天文台）

今年もすでに環の傾きが小さく、筏さんからいただいた写真によりますと、非常に細く見えていますね。筏さんは「串刺し団子のよう」とおっしゃってました。

今回は中秋の名月とあって、お団子とススキ（またはそれに代わるもの）を飾られるそうですよ。
まだ参加されたことがない人は、この機会にいかがですか？

千里丘まちづくり協議会HP