【育児】いきみ逃しで妻の尻を押し過ぎ腕が上がらなくなった夫が、危機脱出のためにした究極の行動とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。
これは妻の出産に立ち会った時のことでした。
出産を経験された方はご存知だと思いますが、陣痛時には子宮口が全開大(約10cm)に開くまでいきまないようにする、いわゆる「いきみ逃し」をする必要がありますよね?
その際「肛門をテニスボールで押す」なんてのが有効で、陣痛の痛みを和らげる効果があるらしいのですが…
妻の場合はテニスボールを使うより単純に「お尻を押す」というのが合っていたらしく、僕はもっぱら妻のお尻を押し続けることになりました。
ただ、その押す力は常に全力レベルのものが要求されたため、運動不足貧弱ダメ野郎の僕にとってはかなりキツく、次第に体力が削られていき…
押し続けること実に4時間強、情けない話ですが、ついに僕の腕が上がらなくなってしまったんですよね。
ところが…
陣痛がおさまったわけではないので、当然妻は続けて「押して!」と叫びます。
でも腕が動かない…
正直逃げ出したくなりましたが、苦しむ妻を置いて逃げるわけにはいきません。
こうなったら仕方がない…
追い詰められた僕は、唯一残されたある手段を使うことにしました。
それは…
妻のお尻を頭で押す
という、まさにやぶれかぶれの作戦です。
これがダメならもうお手上げ…
万事休すです。
僕は一か八か、全力で妻のお尻を頭で押してみることにしました。
すると…
妻のお尻に僕の頭の丸みがジャストフィット!
力もいい感じで伝わり、見事に妻の期待に応えることができました。
こうして新たな尻押し法を開発した僕は、途中で様子を見にきた助産師さんにその場面を目撃されて顔が真っ赤になったりもしましたが、得意の愛想笑いと持ち前のガッツでなんとか乗り切りまして…
それからおよそ2時間後、ついに息子が誕生!
幸せな瞬間を迎えることができました。
大変だったけど、無事に産まれてくれてよかった…。
もちろん一番大変だったのは妻であり、女性に比べれば男は全然大変じゃない、ということは重々承知しております。
ただ、男にもちょっとぐらいは大変なこともあるよ、ということをお伝えしたくて今回ご紹介した次第です。
ちなみに娘が産まれる時も同じような感じで、出産後しばらくは腕とか首とか肩とか全身が筋肉痛で、ボロボロのヘロヘロでした。
まあ僕が貧弱すぎただけで、世間一般の男性たちはお尻を押しても全然平気なのかもしれませんが…
もしこれを読んでくださっている方で出産がこれからだ、という新米おとーちゃんがいらっしゃいましたら、僕のようにならないよう、できるだけ体を鍛えておくことをお勧めします。
くれぐれもお尻を頭で押すなんてことのないよう、十分ご注意くださいね…!
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<登場人物紹介>
とーちゃん:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
かーちゃん:作者の2歳年下の妻。ニシムラ家の絶対王者。
おーくん:小学校高学年。ちょっぴり泣き虫な男の子。
みーちゃん:小学校低学年。ちょっぴり気まぐれな女の子。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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