五色町唯一のイタリアンバルあわじ札の辻ベース

洲本市・五色町にある隠れ家イタリアンバル・あわじ札の辻ベースへ行ってきました。札の辻の交差点を左折すると、隠れ家のようにひっそりと佇むお店。

オーナーの堀さんは2024年７月現在、大阪市天神橋で「てんまのいえ」という野菜バルも経営しながら大阪と淡路島の２拠点生活をされています。

元々は大阪でバーテンダーをしていた堀さん。その後料理の道へと進み、有機農業をしながら飲食店を経営。コロナ禍を機に地方への移住を考えるようになり、有機農家さんとの繋がりなどもあり、少しづつ淡路島へ移住することを決めて「あわじ札の辻ベース」をオープンしました。

「あわじ札辻ベース」という店名には、来店されるお客様への堀さんなりの想いが込められています。

「この近くに札の辻と呼ばれる交差点があることも由来のひとつですが、札の辻とは元々、江戸時代に人が行き交う交通の要所に立てられていた看板のことなんです。たくさんの人がこのお店で、食事をして新しい出会いがある「新しい要所」のような場所になってもらえればとこの店名にしました。これからもずっと人との繋がりや出会いは、大切にしていきたいですね」

有機野菜など厳選された野菜で作るワインに合うイタリアン

あわじ札辻ベースでは、淡路島で採れた旬の厳選野菜を中心に作るイタリアンと、ワインを一緒に味わえるのが特徴。またヴィーガン、グルテンフリー希望の方、アレルギーをお持ちの方へ配慮した料理の提供も行っています（要予約）。

「自分たちが食べたいイタリアンを提供する」というコンセプトの元、できるかぎり鮮度の良く厳選した野菜を使い、ソースなどの調味料も自分で作ったオリジナルの物を極力使うのが堀さんのこだわり。

淡路島の旬の魚とDAN-MENの淡路島生パスタで作る季節のパスタも人気。暑い夏は鱧の冷製パスタが味わえます。

あわじ札辻ベースの定番はテイクアウトもOKのタパス。
タパスは小皿料理の総称で、札の辻ベースでは、ラタトゥーユ、スペインオムレツ、赤キャベツのラペ、ベーコンとソーセージ、日替わり２品で1500円（税込）。
「有機野菜など色々な料理を楽しめることから、タパスは男女問わず人気があります。日替わりの中での推しはゴボウの赤ワイン煮です。ごぼうの土っぽい風味にワインの風味がちょうどよく、前菜のようにワインを飲みながら召し上がっていただくのもおすすめですよ！」

札の辻ベースでは、堀さんが厳選してセレクトしたイタリアンに合うワインも取り揃えている。

「僕はワインをメーカーからではなく、生産者の情報を深く聞けるインポーターさんから必ず購入するようにしています。そうすることでワインの特徴を把握して、料理それぞれに合う物をセレクトできています。夜だけでなく、ランチからイタリアンとワインを楽しみに来てほしいですね（笑）」

席の予約は電話かinstagramのDMから受け付けています。お正月などに人気のホームパーティーメニューのテイクアウトも予約可能。

最近では島外からのお客様や女子会で利用されるお客様も増えてきたそうです。堀さんも飲食店の少ないこの地域だからこそ続けていく意味があると言います。

「将来的には、完全に淡路島に移住して、あわじ札の辻ベースだけを経営していく予定です。近隣のお客様をはじめとして、ここになくてはならならい存在のお店を目指していきたいですね。普段のランチだけでなく、お盆やお正月など特別な日に来るお店として皆様に使っていただければいいなと考えています。僕のイタリアンを気軽に食べにきてください！」

今年の年末は、あわじ札の辻ベースのイタリアンで、いつもよりオシャレな年越しパーティーはアリかもしれませんね。