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【北九州市小倉南区】沁みる出汁の旨味!うどん職人が織りなす絶妙な味のバランス!至高の一杯を「花籠」で

ゴルビーおじさん北九州地域情報発信ライター(北九州市)

小倉南区北方で絶品うどんに出会いました。お店の名前は「花籠」場所は小倉医療センター近くの秋月街道沿いです。

派手な飾りつけや看板もなく趣のあるたたずまい。
派手な飾りつけや看板もなく趣のあるたたずまい。

清潔な店内には厨房を囲むL字カウンター。シンプルで飾り気のないお店の雰囲気は居心地の良い空間でゆっくりと食事ができそうです。

清潔で明るい店内。大将1人で切り盛りしています。
清潔で明るい店内。大将1人で切り盛りしています。

元々は花屋を経営していた大将。飲食店と花屋をやりたくて約10年前から独学でうどんの研究を始めたそうです。

納得のいく出汁を求めて京都などにも出向き、試行錯誤を繰り返して、ようやく納得のいく料理にも使える和風出汁を作りあげました。

お店の看板。猫のイラストがかわいい。
お店の看板。猫のイラストがかわいい。

店内をリニューアルしたのが5年前。そこから本格的にうどん一本で営業されています。この出汁を使えば茶わん蒸しや雑炊、出汁茶漬けでもいけるそうです。

シンプルにうどんと天ぷらだけのメニュー。
シンプルにうどんと天ぷらだけのメニュー。

お話を聞いて出汁を味わいたいと思いかけうどん大盛り(500円)を注文。熊本産たまねぎの文字に誘われて玉ねぎ天とたまご天(各100円)をトッピングしました。

この出汁は他に類を見ない逸品!美味しいうどんは出汁できまる

提供されたかけうどん。出てきた瞬間に出汁の美味しそうな香りが立ち込め、透き通ったスープに細い麺が見えます。

スープをひと口飲むと、かつお、昆布、いりこなどをブレンドし出汁がからだに染みわたるような感覚。このスープは今まで食べてきたうどんの中でも秀逸です。

大将に伺うと素材の産地によっても出汁の味の風味も変わるらしく、昆布は北海道産ですが道南で採れたものを使っているそうです。

いりこも瀬戸内産と他では味も違うとのこと。こだわりを感じる絶妙なブレンドです。

麺は細麺でスープとの相性が抜群です。表面がつるっとしていて喉ごしも良く噛み応えもあります。

細麺なので小麦の風味も強すぎずに麺とスープが互いに良さを引き出しているようです。

群を抜く玉ねぎの甘味!玉ねぎ天は2度美味しい

大盛りの玉ねぎ天とたまご天。マイルドな岩塩でいただきます。
大盛りの玉ねぎ天とたまご天。マイルドな岩塩でいただきます。

天ぷらは揚げたてを提供してもらえます。熊本産の玉ねぎやごぼうの天ぷらは大将知り合いの八百屋からこだわりの美味しい野菜を提供してもらっているとのこと。

時期によっても風味や甘さが異なるのでいつも最善の美味しいものを使っているそうです。

うどんにはごぼう天といわれていますが、このお店では玉ねぎの方が人気とのこと。甘くて美味しい。熱々も美味しいのですが冷めるとさらに甘さが増します。

揚げたてのサクサク感と冷めて出てくる素材本来の甘さ。まさに2度楽しめるこだわりの天ぷらです。

マイルドな岩塩との相性も抜群。たまごの天ぷらは中の君が良いあんばいの半熟でとろりとした食感です。これも美味しい。天ぷらにもこだわってますね。

これだけのクォリティでかけうどん1杯400円のリーズナブルな価格設定「厳しいけれど1人でやってるんで何とか」と大将。

一杯のうどんを丁寧に作り上げる繊細な感覚と妥協せずに味を追求する大将の心意気が嬉しいですね。

暖簾にはシンプルに「花籠」の文字。
暖簾にはシンプルに「花籠」の文字。

試行錯誤を繰り返しながら、天ぷらとスープ、そして麺と全体のバランスが絶妙な最高の一杯。職人気質の大将が自信を持ってお勧めする一杯。まさに至高のうどんをいただきました。

花とうどん 花籠

住所:北九州市小倉南区北方1丁目1−30
営業時間:11時00分~15時00分(のれんが出ていなければ閉店です)
定休日:火曜日
電話番号: 093-981-8791

北九州地域情報発信ライター(北九州市)

ここにしかないグルメ情報や、知られざる地域スポット、お酒を飲みながらくつろげる大人の癒しスペースの情報を発信していきます。音楽とお酒と自然を愛する、自称心優しいライターです。

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