旦過市場は火災被害からある程度の復興を終えて、にぎやかな人通りが戻ってきています。

買い物がてら市場を歩いていると洒落たカフェ「ＢＥＮＮＹ‘Ｓ　ＣＯＦＦＥＥ」を見つけました。市場の食料品店舗に囲まれて静かにたたずんでいます。

こぢんまりとした店内にカウンターと2人掛けのテーブルが2席。白を基調とした店内はさわやかなイメージで接客するスタッフの笑顔が素敵です。

お店は5年前からここで営業しているとのことでした。壁には本日のドリップコーヒーの種類が掲げてあります。

世界中の農園から品質管理のもとで輸入されたコーヒー豆を自家焙煎しているそうです（コロンビア以外）。

他に水出しアイスコーヒーやエスプレッソ、カフェラテなどもあります。

笑顔の素敵なスタッフと楽しい会話

スタッフに人気のドリップコーヒーは?とたずねると、人気なのはコロンビアとエチオピアで、どちらかというとコロンビアを飲まれるお客さまが多いそうです。

コロンビアは中浅煎りで苦みと酸味のバランスが良くて好まれるとのこと。そこでコロンビアのホット(500円)を注文。

好みによって異なりますが、苦味が苦手な方はエチオピアやブラジルなど浅煎りよりの豆を好まれるそうです。

紅茶に近い風味がするといわれる方もいるとか。いろいろなコーヒーを試してみたいですね。

注文を受けてからコーヒーミルで豆を挽いてドリップします。蒸らしながら丁寧にお湯を注いでいてコーヒーの良い香りが漂ってきました。

ドリップは3回に分けてお湯を注ぐそうです。最初は蒸らして2回3回と分けて少しずつ。いい香りがしてきました。合わせてチーズケーキ(500円)も追加。

チーズケーキとコーヒーのコラボが最高

コロンビアとチーズケーキがカウンターに提供されました。コロンビアは苦味もありながら酸味や甘味も感じます。

コーヒーは冷めてくるに従って酸味が増して風味が変わってきます。味の移り変わりを楽しむのも良いかもしれません。

水出しのアイスコーヒーはコロンビアで作っていて1日漬けておかないとうまく作れないそうです。

チーズケーキはベークドで濃厚なチーズがギュッと押し固められた感じ。甘さは抑え気味ですが密度が濃く濃厚でコーヒーの相性は抜群です。

スタッフのお話では、チーズケーキと合わせるのなら深煎りのインドネシアがおすすめとのこと。ちょうどコーヒーがなくなりかけていたので「ベストチョイス」の

インドネシア(500円)も追加で注文しました。何杯も飲んでいく人も多いそうです。隣のお客さんにお話を伺うと一日に４杯から５杯は飲むと言っていました。

深煎りのインドネシアは、さらに香りが立っていてミルした瞬間に良い香りがしてきました。

飲んでみるとかなり苦味がきいていますが渋みとのバランスが良い。この濃い苦味とチーズケーキの相性も抜群で深煎りだからこその美味しさです。

ケーキだけでも美味しいけれどインドネシアと合わせたときの豊潤な後口がたまりません。

夏の暑い時期にはチェリーソーダもおすすめです。

チェリーと言ってもサクランボじゃなくてコーヒーを採取するときについているコーヒーの実をシロップにしたもの。

このシロップをトニックウォーターで割って飲むとスカッとして美味しいそうです。コーヒーが苦手な方や女性にも人気とのこと。これも試してみたい。

オーナーは競輪選手

お店のオーナーは本職が競輪選手で、コーヒー好きがこうじてお店を開店することになったそうです。

自家焙煎も手掛けていてコロンビア以外はすべてオーナーが焙煎しています。

小倉城の城カフェにも10月16日から20日の間出店するそうです。

カフェグランデのガトーショコラとコラボしたり城カフェ限定で希少な豆ゲイシャも提供するとのこと。こちらも楽しみですね。

旦過市場での買い物の合間にちょっと一息つけるＢｅｎｎｙ‘ｓＣｏｆｆｅｅ。こだわりのコーヒーとチーズケーキでくつろぐのもおしゃれですね。

ＢＥＮＮＹ‘ＳＣＯＦＦＥＥ