【富士市】氷出しの低温抽出でお茶の甘みを引き出す お茶で涼を感じる夏の始まり
こんにちは、Pillonピヨンです。
今日はかねてから行ってみたかった佐野製茶所へいってきました。
なんとなく食後は珈琲を…と思いがちですがうちは娘がお茶好きで、2人で外出する用事があったのでその帰りに出かけてみました。もし混んでいたら帰ることにしようと、混んでる前提で行ったのですが幸運なことにすぐに入店でき、しかもソファ席に座ることができました。
初めての時は店員さんがメニューの説明をしてくれます。まずはスタンダードなメニューから。一番上はお勧めの上煎茶で、その下にある玄米茶はお茶を自分好みに炒ってからいただくというもの。茶曹達(ちゃそーだ)と呼ばれる、抹茶に甘い炭酸水を注いで作る飲み物もありました。
その他に限定メニューと呼ばれるものがあり、”雫茶(シズクチャ)”と”アイスほうじラテ”の説明もありました。
私は雫茶、娘は上煎茶をいただくことにし、しばし景色を堪能しました。こちらでは窓のガラス面がとても広く、目の前に茶畑が広がって見えます。晴れた日は茶畑の向こうに富士山が見え、本当に贅沢な環境でお茶をいただくことができます。
しばらくすると店員さんがお茶を運んでくださるのですが、お茶にはその月のお菓子がついてきます。
今月は岐阜県中津市のやまぼうしという名のお菓子でした。
私の注文した雫茶は冷たいお茶で、苦みや渋みを抑えつつ甘みを抽出して飲むというのが特徴です。白いピッチャーのような器に一杯分の水をボトルから移し替え、それを急須に入れます。1分ほど時間をおいてから手前の湯飲み(冷茶用)に注ぎ、いただきます。
最初の一杯は本当に濃い、パンチの効いたお茶という言葉がピッタリだと思いました。少しずつ啜るように飲んでも十分にお茶の香りと甘味が広がります。最初に見た時は少ないんだなと思いましたが、いいお茶はごくごく飲むようなものではないのですね。
ボトルに水が入っていますので、自分のペースでお茶を味わいながら景色を堪能できます。時々静かに会話をしながら、音楽のない空間でソファによりかかりボーっとする時間。まさにこれこそ”整う”ではありませんか。忙しい社会で過ごす人間にはこういう時間が本当に必要なんだろうなと思いつつ、気づけば10杯以上お代わりをしていました。
それだけのお代わりをしても、お茶はまだお茶の味を保っており、茶葉も冷水だからか入れたての緑色を保っていました。製茶所で作られたお茶がそのままお店に出ているだけあって、本当に質のいいお茶が作られていて、それらが使われているんだということを舌で感じました。
佐野製茶所は岩本山にあります。富士宮市に抜ける道路沿いにありますが、入り口は少し見づらく見落としてしまうかもしれません。入り口にはのぼりが立っており、富士宮方面に向かう方からは看板も見えるようになっています。
駐車場は店舗の前に5台分ありますが、もしそこが満車の時には第二駐車場がありますのでそちらに停めることができます。
店内はテーブル席が1つ(4‐5人掛)、ソファ席が1つ(3人掛)、カウンターが3席あります。外にテラス席が2つありますが、そちらは各々4-6人ほどが座れる席になっています。
本当に贅沢な時間を過ごすことができました。整いたい方はサウナもいいけど、佐野製茶所でお茶もお勧めですよ。