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【香芝市】七夕様だけじゃない!年に一度お目見えできる狐井の板仏大法要。屋台も出店

にゃんこWebライター(香芝市・北葛城郡・葛城市)

7月7日の七夕は年に一度、彦星と織姫が会える日とされていますが、香芝市には年に一度会える仏さまがあります。

それは、狐井・福応寺の本尊である阿弥陀来迎図(市指定文化財)。

板に描かれているので「板仏」と呼ばれています。

板仏は例年7月9日のみ開扉され、この日の福応寺周辺には屋台が多く出店し、多くの人でにぎわいます。

香芝市の子どもたちはこの日と、翌日に下田で開催される金毘羅祭を毎年楽しみにしているようですね。

板仏って何?

板仏は、香芝市狐井にある福応寺の本尊とされている「板地紙貼彩色 阿弥陀三尊来迎図」のことです。

板仏大法要が行われる福応寺
板仏大法要が行われる福応寺

この阿弥陀来迎図は源信という、平安時代中期の末法思想の時代に「阿弥陀仏を信仰することで浄土に往生できる」と説いた高僧が描いたとされています。

狐井や良福寺周辺には、源信に関する伝承が複数残っており、板仏もそのひとつとのこと。

板仏に関する解説が福応寺の前にありました
板仏に関する解説が福応寺の前にありました

私はまだ、実物の板仏を見たことはないのですが、朱・えんじ・黄土・緑青・藍・金泥・墨などで極彩色に描かれているのだそう。

千年以上前に描かれた極彩色の阿弥陀様は、一年に一度の7月9日でないとお目見えできません。

例年7月9日には屋台も

板仏大法要の日には毎年、福応寺とお隣の杵築神社周辺に屋台が並び、お祭りムードが盛り上がります。

杵築神社の鳥居
杵築神社の鳥居

近年は屋台も縮小傾向にあるようですが、かき氷やりんご飴、金魚すくいにスーパーボールすくい、あてものなど昔と変わらぬ縁日の風景と遊び、グルメが楽しめます。

この日はぜひ、ご家族で・お友達と・彼氏彼女と、などなど、大事な人とおまつりをたのしんでみてください。

屋台が出ると思われる場所のひとつ
屋台が出ると思われる場所のひとつ

ちなみに、サンディとサンディ駐車場の間の道を東に行った突き当りの道から南はこの日14時〜22時の間、車の通行ができないのでお気をつけください。

心配なのは雨。昨年は大雨になりました。例年雨に見舞われることが多いのですが、晴れてくれることを祈りたいですね。

イベント詳細

板仏大法要
日時:2024年7月9日(火)
大法要は14時ごろ~
※大法要の後である夕方のほうが板仏を拝見しやすいとのこと
※屋台は17時以降順次開店予定
場所:福応寺(香芝市狐井580)
近鉄大阪線下田駅より徒歩17分
※屋台は例年、杵築神社周辺や向かい側にある公園を中心に出店
※駐車スペースはありませんので、公共交通機関をご利用ください。

Webライター(香芝市・北葛城郡・葛城市)

高校生男子1人と中学生女子1人の子持ち(一番上は今春就職し独立)。本と歴史、古民家と食べることが好きなWebライターにゃんこです。グルメ記事の参考までに⇒胃袋の容量は男子高校生並。家族が食べるスイーツの担当はドラフト会議で決めます。奈良県北葛城エリアのイベントやグルメ情報などを発信していきます。

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