【天理市】初秋の夜に幻想的な灯りが繰りひろげる幽玄の世界 柳本・黒塚古墳で『柳灯会』が開催されます!
過ぎゆく夏に別れをし、聞こえてくる虫の音に秋の訪れを感じながら幽玄の世界に浸ることができるイベント『柳灯会』天理市柳本町の黒塚古墳、柳本公園、JR柳本駅前広場に、約4500基の灯りが点灯されます。毎年、中秋の名月の頃、9月第3土曜日、日曜日に開催。天理市政70周年となる今回は、9月14日(土)・15日(日)に開催されます。
柳本町でも『柳灯会』を!
今回で第21回目を迎える『柳灯会』が開催されるきっかけとなったのは、奈良市で8月に開催されている「なら燈火会」柳本町でも黒塚古墳の周りの濠の水面に灯りが映ると綺麗なんじゃないか?と、夜にろうそくを灯したところ見事な美しさ。今では、地元のボランティアグループ「柳本もてなしのまちづくり会」が主体となり、柳本の秋の始まりを告げるイベントとなりました。
幽玄な美しさの陰で、ご苦労も、、、
ボランティアグループ「柳本もてなしのまちづくり会」でも、高齢化の波が押し寄せています。約4500基ほどの灯りを設置してともし、また片付けるのは大変労力のいる作業。それでも、『柳灯会』を楽しみに来られる方のために力が入ります!今年は会員が制作した竹あかりの作品も展示されます。
「柳本もてなしのまちづくり会」の活動で竹炭が制作されていて、その竹炭を使って焼くみたらし団子を『柳灯会』で販売。自作の炭で焼かれたみたらし団子は、いっそう美味しいことでしょう!
第21回柳灯会イベント
14日 18:00 〜 オープニングイベント 大正琴、琴演奏
15日 17:30 〜 抜刀道演武、二胡演奏、コーラス
両日 模擬店(竹炭で焼くみたらし団子、たこ焼き)
14日 百貨店のスイーツ店が初出店!
昨年開催の様子
黒塚古墳に並べられた灯りが濠に映し出され、神秘的な世界。
一枚一枚手作業で描かれた和紙が行燈に貼り付けられ、美しい作品として鑑賞できます。
会場となる黒塚古墳
33枚の三角縁神獣鏡が、ほぼ埋葬時の配置で出土した全長130mの「黒塚古墳」
お昼間の黒塚古墳も墳形がお濠に映り綺麗な景色が見れます。
柳本公園
大きな遊具がありますが、残暑が厳しいお昼間はさすがに静か。
柳本公園の奥には、黒塚古墳から出土した三角縁神獣鏡などのレプリカが展示されている「天理市立黒塚古墳展示館」があります。
「天理市立黒塚古墳展示館」内に、過去の「柳灯会」の上空からの写真が展示されていました。
柳本駅
以前ご紹介した「駅中食堂 ピクトン」がある柳本駅の前には、手書きの和紙が貼られた行燈が並びます。
古墳の濠に映し出される幽玄の世界を求めて、秋の夜長のお散歩に出かけられてはいかがでしょうか?
『第21回 山の辺のあかり 柳灯会』
開催期間:令和6年9月14日(土)・15日(日)
開催時間:午後5時点灯〜午後9時まで
※雨天中止
あかりの点灯会場:黒塚古墳墳丘部・柳本公園・JR柳本駅前広場
主催:柳本もてなしのまちづくり会
柳灯会実行委員会
(090-3946-1700)