【岐阜市】 料理・雰囲気・歴史。 特別な日に訪れたい幕末から愛される料亭
感謝の気持ちを伝えたいときや顔合わせなど、特別な日に使いたいお店の1つ、「ぎふ水琴亭」。
2024年5月12日は母の日ということで、母と一緒に出かけてみました。事前に予約をして、会席コースを予約。予約時に苦手なものを伝えておくと、メニューを考慮していただけるそうです。
駐車場はお店の東側と西側にあります。
入口は広々としていました。
通された部屋は、残月の間でした。最大8名までで利用できるスペース。まるで、ホテルの1室のような雰囲気で、2人なのにこんなに広いスペースを使っていいのかと、少しびっくり。
お席には、本日の献立が置かれていました。今回は母の日の食事会ということで、昼懐石コース税込み13,200円を予約してありました。
まずは、食前酒。ノンアルコールのシャンメリーです。
そして、前菜。色々な料理がのっていて華やかです。お酒を飲む方なら、前菜で1時間は楽しめそうなボリュームですよね。
こちらは、御椀の鯛とサーモンの真丈。
そして、季節のお造りです。お邪魔した日は、鮪・鮃・鯛でした。
焼物は、五月鱒の味汐焼き。鱒というと川魚をイメージしていたのですが、お店の方によれば、いただいた鱒は海鱒とのこと。川魚の鱒の味が苦手という方もいるので、食べやすい海鱒を出しているそうですよ。
揚物は桜海老とシラスの紅白揚げです。おめでたいカラーの揚げ物ですね。お塩でいただきました。
こちらは、鮑の酒蒸し バター醤油風味です。
飛騨牛の和風ソースは、白いご飯が食べたくなるお味でした。
御食事の鯛の炊き込み御飯。しっかり鯛の味がしみ込んでいるご飯でしたよ。
甘味は、アイスクリームの苺ソースかけです。食事を終えて、お部屋にあった椅子でまったり。
すると、最後の客になってしまったようで、スタッフさんから「よかったらお店を見ていかれますか?」と声をかけていただけました。
お言葉に甘えて、お店を案内していただくことに。こちらのお店、もともとは伊奈波神社の境内にあったそうです。色々あって、現在の場所に移築されたのだとか。建て替えたのではなく移築されたことに驚きですよね。
こちらは、雪月花の間。奥が観山の間です。ぎふ水琴亭で、1番広いお部屋になります。お邪魔した日は、卒寿のお祝いをされていたんだとか。
こちらの提灯は岐阜提灯。しかも、皇室・宮内庁においても愛用されている、株式会社オゼキの岐阜提灯なのだそうです。
お庭が素敵でした。日本庭園なので、正座をして拝見させていただくと、また違う良さを発見できるかもしれません。
そして、三渓の間。こちらは、VIPルームのようなお部屋とのこと。有名人がお忍びで利用したり、接待などで利用されたりすることがあるそうですよ。
お邪魔した日は、顔合わせの席の準備がされていました。こちらのお部屋からも、素敵なお庭を見ることができます。
また、もともとこちらのお店、岐阜県出身の実業家の別荘だったので、その名残があります。それが、こちらのトイレ。贅沢に広いのは、お風呂を改装したからだそうです。
料理も楽しめますが、部屋や庭、歴史も楽しめるお店です。ただし、他のお客様が利用している部屋は見学できないのでご注意を。
特別な食事会にしたいというときは、予約してみてはいかがでしょうか?
【店舗情報】
ぎふ水琴亭
住所:〒500-8046 岐阜県岐阜市米屋町27−2
営業時間:11:30〜15:00(来店時間 13:30まで)
17:00〜22:00(来店時間 20:30まで)
定休日:不定休
無料駐車場:あり
ぎふ水琴亭公式Instagram(外部サイト)