【白井市】花粉症は献血にも影響が。献血協力者が減少しがちな春先、誰かのために献血に行きませんか？

地域ニュースサイト号外NETライター（鎌ケ谷市・白井市）

4/2(火) 12:00

3月は、千葉県献血推進強調月間でした。2024年3月21日（木）白井市役所にて献血・骨髄バンクドナー登録会が開催されることを知り、事前予約の上、献血に参加し、千葉県赤十字血液センターの方より、お話を聞かせていただきました。ありがとうございます。

当日は、風の強い日でしたが、献血開催中とお知らせを持った方が駐車場に立っていらっしゃいました。「今日、献血に来たんです」というと、「あちらですよ」と優しく教えてくださいました。白井市役所東庁舎の脇に献血バスが停まっていました。まず受付などを庁舎内で行います。

献血会場と大きく書かれた先で、事前に本人確認、問診、血圧測定、医師による診察が行われます。この日も10時からの受付でしたが、10時過ぎの会場には白井市役所にお勤めの方や、来庁されてたまたま献血があることを知り、献血に来られた方、毎回白井市での献血にお見えの方など多くの方が来場されていました。

当日は骨髄バンクドナー登録会も同時に行われていました。日本では年間2000人の方が、提供を必要としていますが、ご家族間でも3割程度しか適合しないそうで、4割の方がドナーが見つからないそうです。献血の際に血液を採取し、骨髄バンクにドナー登録することもできます。

骨髄バンクドナー登録者の方は、一生のうち2度提供することができます。54歳まで、登録が可能です。こうした移動会場の他、献血ルームなどでも登録が可能です。

献血は、体験したことがない方にとっては少し心配に思われる方も多いようですが、会場内では職員の方の対応もとても朗らかで、リラックスできる雰囲気です。以前に献血したけれど、しばらくしていなかった方にも前回までのデータが引き継げる場合もあります。現在は、ラブラッドというアプリを使って、事前予約や問診に回答することもできます。

健康診断を受ける時のように、体重測定や血圧測定、医師の診察を係の方に確認してもらい、順に受けます。白井市の会場では、400ｍLの献血が行われており、会場では受付時に「水分補給の為にできるだけ半分くらい飲んでくださいね」と500ｍＬのペットボトルが手渡されます。

中での診察を終え、順に献血バスに案内されます。こちらのバスでは1度に4人が献血をすることができます。1日に50～60人程度が利用できるそうで、企業や役場、そしてショッピングセンターなど県内様々な場所に向かっています。

バスの中では、事前に指先から少量の血液を採取して検査をし、血液型や献血ができるかどうかを調べます。献血するベッドには、靴のまま上がります。手の冷たい方には、温かいカイロを手のひらに握って、血管がぎゅっと縮まないようにするそうです。脚や採血中の腕にもタオルをかけていただき、リラックスして、献血することができました。

献血にかかる時間は人それぞれですが、気分不良やめまいを予防するための脚を交差する運動や、手をぎゅっと握ったり広げたりする運動をし、3月は千葉県内の多くの市役所で献血が行われる話をしている内に、400ｍＬの献血が終わりました。血圧を確認し、ベッドから降ります。降りてから、もも上げを10回してから会場に戻りました。

献血が終わった後も、栄養、水分補給が必要ということで、ジュースやお茶が用意されています。「白井市役所での開催は、事前の告知が色々な所でされていることもあり、毎回多くの一般の方も来場され、ありがたいことです」と担当者の方もお話されていました。春先は、企業が年度末や年度初めで慌ただしくなることや、季節の変わり目で体調を崩す方が多く、献血にご協力いただける方が減少するそうです。手術や血液のがんの治療などで、日々一定量の血液が使用されているので、輸血医療が滞ることがないよう、1年を通じて安定的な献血協力が必要となります。