結び方間違えてない!?結婚式のご祝儀袋
10月から6月は結婚式が特に多い時期
皆さんもこれから呼ばれるかもしれません
そんな時に迷うのが「ご祝儀袋」ではないでしょうか?
日々のお付き合いの中では人間関係をスムーズにするためには、「好む、好まない」にかかわらす、しきたりに沿ったお付き合いが生まれます。
しかし、時代とともに様々なことが簡略されている今、昔ながらの「しきたり」に違和感がある方も多いはずです。
そこで、昔からのしきたりを踏えながら、先輩の方々にも納得していただける今の時代にあったお付き合いの仕方を紹介しましょう。
1 ご祝儀袋の選び方
2 祝儀袋の包み方と表書きの書き方
3 お祝いの金額
この3つのしきたりを覚えておけば、社会人として合格。カッコいい人になれますよ
1 ご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋の水引は「色」と「結び方」にそれぞれ意味があるのをご存じですか?
これらを間違えると失礼に当たってしまうかもしれません
結婚式の祝儀袋の水引は「紅白の結び切り」のものを使うこと。水引が印刷されている場合も同様です。
水引の結び方には「結び切」と「蝶結び」の2種類がありますが、基本的には一生に一度だけ行う結婚式には「結び切」といってほどけにくい結び方の水引を選びます。
「蝶結び」はほどけやすい=何度でもあってよいお祝いに使うので、結婚式には使いません
色はお祝い全般に使える「紅白」または豪華な「金銀」を使うのが良いでしょう。
包む金額によって祝儀袋の派手さ、豪華さも変更するのが良いです。
祝儀袋と金額のバランスについては後ほど説明します
余談ですが祝儀袋の右肩についているのは熨斗(のし)で鮑(あわび)を引き延ばしたものを奉書で包んだもので、差し上げる品物は新鮮ですという意味があります。
今は黄色いビニールを鮑に見立てた熨斗がほとんどで、形式だけが残っています。
2 祝儀袋の包み方と表書きの書き方
祝儀袋の表書きは姓名を水引の中央に、濃い墨色の楷書(かいしょ)で書きます。
お金は祝儀袋に直に入れず、中袋に入れて金額を書きます。
中袋を祝儀袋に入れ、裏側の折り返しが上を向くように折ります。
友人と2人でお祝い金を贈るときは、水引の結び目が二人の名前の中央なるように書きます。
3人連名でしたら真ん中の名前が水引の中央に来るように書きます。
ここで一つ注意点
安い祝儀袋を買ってしまった場合、中袋がついてないことがあります
もし、中袋がついていない祝儀袋を買ってしまったら、白色の封筒か白紙にお金を包んで中袋の代わりにします。
3 お祝いの金額
ここで悩むのがお祝い金の金額ことです。
一般的に「3万円」という金額がスタンダードとされていますが、ちょっと待ってください。
金額も様々なことを考慮して決めたほうが良い場合があります。
ご祝儀はお祝い金で喜びを表すものなので、いくらでなければダメという決まりはありません。
金額は相手の方との関係によって違ってきますし、時代によっても金額が変わるものです。
しかしどのような場合でも必ず心がけなければいけないことは
「新郎新婦に負担させてはいけない」ということ。
これは、必ず自分の食事代、引き出物代は払いましょうということです。
仮に
ホテルでの食事代+引き出物代=2万円で、お祝い金3万円を持っていった場合
3万円(お祝い金)−2万円(食事代+引き出物代)=1万円
1万円が新郎新婦の手元に残るので妥当と言えるでしょう。
ですがもし
食事と引き出物合わせて5万円かかる料亭での場合、
3万円(お祝い金)−5万円=−2万円
3万円ではお祝いどころか2万円を新郎新婦に負担させてしまいます。
(5万円かかるところはほとんどありませんが、一例です)
これでは自分の食事代すら払えていませんので、3万円ではダメです。
一概に3万円と考えるのではなく、会場の格や値段を調べたうえでお祝い金を決めましょう。
もし、ゲストハウスなど料金がわからなかったら、会場に問い合わせて、フルコースの金額を聞けばわかります。
仮に
「3万円のお祝い金がベスト、でもお金がなくて3万円も出せない...」
てなった時は1人で2万円にするのではなく、友人と連名で出しましょう。
お祝事では奇数が良いとされているので、一人で2万円にするのではなく、お友達と連名で5万円にすれば、出金が抑えられます。
お祝い金はしわの無い新券を使います。
そして祝儀袋はお祝い金額に合わせて選びます。
水引を豪華に飾って結び切にしたものは高額なお祝い金を入れるのに使います。
具体的には5万円以上の金額の時に。
3万円でしたら紅白の水引を結び切にしたシンプルなものを、印刷した祝儀袋は略式ですから、使わないほうが無難です。
まとめ
・祝儀袋は「紅白」または「金銀」の「結び切」を選ぶ
・祝儀袋の表に名前を書く
・中袋に金額を書く
・お祝い金の金額を決めるときは、自分の食事代等を上回る金額にする
以上のことを守れれば社会人としてかっこいいですよ。