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イスラエル、イタリア、イエメン、イラン/腕を伸ばせば

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

イスラエルのメディアによれば、7月19日にイスラエルはF15とF35戦闘爆撃機などを使ってイエメンを爆撃した。これは前日の18日のイエメンのフーシー派のドローン攻撃への報復だった。ガザでの戦争が勃発した昨年10月以来、フーシー派はハマスを支援してイスラエルに対して200回以上もドローンやミサイルを発射した。しかし、これまでは、イスラエルと同国を支援する欧米の海軍や空軍の支援よろしきを得て、大半の迎撃に成功していた。イスラエル側に死傷者はなかった。ところが、18日のドローン攻撃では、イスラエルの地中海岸の最大都市テルアビブで、ついに1名の死者が出た。イスラエルとしては報復せざるを得ないとの判断だったろう。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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