イスラエル、イタリア、イエメン、イラン/腕を伸ばせば
イスラエルのメディアによれば、7月19日にイスラエルはF15とF35戦闘爆撃機などを使ってイエメンを爆撃した。これは前日の18日のイエメンのフーシー派のドローン攻撃への報復だった。ガザでの戦争が勃発した昨年10月以来、フーシー派はハマスを支援してイスラエルに対して200回以上もドローンやミサイルを発射した。しかし、これまでは、イスラエルと同国を支援する欧米の海軍や空軍の支援よろしきを得て、大半の迎撃に成功していた。イスラエル側に死傷者はなかった。ところが、18日のドローン攻撃では、イスラエルの地中海岸の最大都市テルアビブで、ついに1名の死者が出た。イスラエルとしては報復せざるを得ないとの判断だったろう。
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