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【東京都港区】全国初の『セーラームーン』マンホールを歩いて巡る!

けんろーメガネ街歩きライター(東京都港区)

世界中に多くのファンを持つ、『美少女戦士セーラームーン』のデザインマンホールが、全国初で東京都港区の作品ゆかりのスポット5か所に設置されました!

この5つの場所を徒歩で回る際の推奨ルートでご紹介します。

先に順序をご説明すると、①麻布十番商店街入口→③東洋英和女学院前→④芝給水所前→②みなと図書館前→⑤慶應仲通り商店街入口、がオススメとなります。

※港区ホームページより

この順番になる理由は後ほど。

まずは、麻布十番商店街入り口です。

人通りも多い、麻布十番。マンホールは、地下鉄で4番出口を出て、右に回り込むとあります。

セーラームーン&タキシード仮面

ここは、セーラームーンとタキシード仮面が運命の再会を果たした場所。

麻布十番周辺は、セーラームーンたちが生活をしていて、作品内に登場するお店や作者の武内直子さんが通ったお店などゆかりのスポットがたくさんあるそうです。ここはタキシード仮面なので、紺というか夜のイメージの色になっています。

人が元々多い場所なので、私の他にもこのマンホールを目指して来ている方がいて、写真は順番待ちでした。

ここから麻布十番の商店街を六本木方面へ向かって移動。途中で右に曲がり、鳥居坂へ。ここから結構急な坂を登り、しばらく行くと、右に東洋英和女学院の中等部・高等部がありますが、マンホールはここではありません。もう少し進むと、右に港区役所の麻布総合支所、左に東洋英和の小学部・幼稚園があります。

この東洋英和の小学部・幼稚園前にマンホールがあります。

この東洋英和女学院小学部・幼稚園前は「赤」のマンホール。

東洋英和はセーラーマーズが通っていた学校のモデルになったと言われている学校で、マンホールはセーラーマーズのイメージカラー・赤ですね。あまり人通りが多い場所ではないですが、この日もこのマンホールを撮影している人が来ていました。逆に誰もいないと、探していても素通りしてしまう可能性も高い場所ともいえます。

ここは小学校と幼稚園の前なので、平日は昼から午後にかけて、帰りのお子さんとその親御さんたちが出てくる時間があります。その方々の邪魔にならないよう、撮影に一番気を遣う場所かもしれません。

ここから、来た道をそのまま進むと、まもなく外苑東通りに出ます。外苑東通りに出たら、右の東京タワー方面に進みます。蛇足ですが、ここを左に曲がると六本木交差点。近いので、六本木散策もアリですね。

話は戻って、外苑東通りを東京タワー方面に進むんですが、この通りからの東京タワーもなかなか見応えがあるので、意外と楽しみながら歩けます。そして、左手に見えてくる高いビルが、今年オープンしたばかりの麻布台ヒルズ。

また少し脱線しますが、一般的に写真などで紹介される麻布台ヒルズと見た目が違うと思います。こちらは、言えば裏側。麻布台ヒルズ自体が台地の坂に建っているんですが、紹介されるのは下側の神谷町方面で、こちらが上側になります。遠回りにもならないので、気になる人は立ち寄ってもいいと思います。

本線に戻って。

麻布台ヒルズを左手に見て進むと、すぐに東京タワーが近づいてきます。東京タワー直前あたりで、左の小道に入ります。ここは用がない人は通らないような道なので、ここでいいのか不安になるようなところですが、道なりに進むと左に曲がるとマンホールがあります。

東京タワーも、セーラームーンにたびたび登場するということでこの場所。セーラージュピターのイメージカラー「緑」のマンホールになっています。ここからは、東京タワーとマンホールが同時に撮れます。

なかなか、ここから東京タワーの写真を撮る人もいないので、ここに来た人ならではの穴場的な景色です。

ここは5ヶ所の中で最も人通りがない場所だと思いますが、私が行った時もすぐ後にこのマンホールを探して来る人がいました。マンホール効果がすごいなと感じさせられます。

そのあとは、その道を来た通りに進んで坂を下ります。坂を下ると、御成門へ近づいてきます。この辺りは、都立芝公園の北側です。

明治時代に整備された、全国でも最も古い公園の1つと言われ、元々は隣の増上寺の境内だった芝公園。

ちなみに、御成門とは、江戸時代、江戸城からの将軍家を迎え入れるため専用の裏門のこと。時代劇の「○○様のおな~り~」というセリフの「御成り」ですね。

※増上寺は徳川家の菩提寺の1つで、将軍のお墓もいくつもあります。

さて、脱線しましたが、その都立芝公園の中にある、みなと図書館前が4つのマンホール。

ここも図書館に行く人が通るぐらいで、それほど人通りがない静かな場所。

セーラーヴィーナスが通う芝公園中学は、芝公園の近くにあると設定されています。セーラーマーキュリーのイメージカラーである「青」の背景のマンホールになっています。この図書館裏にあるのが御成門小中学校(公立ですが今年から小中一貫校になりました)なので、ここがモデルですね。

さて、この後は日比谷通りで出て、南下。増上寺を右手に見ながら、ずっと平坦な道を散歩。右は増上寺や区立芝公園、左は区役所になる道ですが、区役所前も芝公園になっているので緑が多く、空も広く見えるので、歩いていて気持ちがいいです。

しばらく真っ直ぐ行くと、第一京浜(国道15号)と合流。そのまま右前方へ進むと、JR田町の駅が見えてきます。田町の田町駅前まで行って右側を見ると、慶応仲通り商店街。

この入口の下に5つ目のマンホールがあります。

ここはセーラーヴィーナスのイメージカラーである「黄色」マンホールになっています。この場所の由来は「美少女戦士セーラームーン」作者、武内直子先生のセーラームーンの前の作品「コードネームはセーラーV」の主人公でもあったセーラーヴィーナスが、慶応仲通り商店街入口付近に登場していたそうです。竹内先生は共立薬科大(現在の慶應義塾大学薬学部)を卒業されているので、この辺りもゆかりの場所なのですね。

最後に、この推奨ルートの理由です。

麻布十番→東洋英和→芝給水所前→みなと図書館前→田町・慶應仲通り入口

これが距離的に最短で回れます。

逆に回っても距離は同じですが、実は高低差があるので、アップダウンを考えると、なので、こっちの方が楽に感じるはずです。

麻布十番から東洋英和のところが上り坂になりますが、そこを始めにクリアすれば、もし後半疲れても、平坦か下り坂ですし、みなと図書館から慶応仲通りへは、地下鉄(都営三田線)で御成門→三田で行けます。そのほかにも最初の麻布十番には老舗もたくさんあって食べ歩きできますし、最後の慶応仲通りは飲食店街なので、終わったら美味しいものを食べたり、一杯飲んだりもしやすいんです。

このセーラームーンのマンホールを巡ると、麻布十番、六本木、東京タワー、芝公園、慶應義塾大学周辺という、港区を代表する5か所の風景を見ることができます。

なお、田町駅前の第一京浜をもう少し品川方面に進んだ、札の辻スクエアに港区観光インフォメーションセンターがあり、『セーラームーン』のマンホールを巡って楽しく散策するためのマップが配布されています。

オリジナルの記念品・紙製コースターは配布終了してしまいましたが、マンホールカードが配布されています。

こちらが記念品のコースターの表裏のです。

※マンホールカードは配布していますが、在庫がなくなると一時的に休止になるので、このページなどで随時ご確認ください。

おまけで、場所別の発見難易度はこちら。

麻布十番★    ←人通りが多く、待ち合わせなどの場所なので見つけやすい。

東洋英和★★★★ ←あまり用がない人が通らない場所(六本木交差点から麻布十番へ車移動の人なら通るかも)なので、目指していかないと見つからない。

芝給水所前★★★★★←用がない人はまず通らない道にある。このマンホール目指していかないと、なかなか近所にいても通らない道。

みなと図書館前★★★  ←ここも図書館利用者は通らない場所。

慶應仲通り入口★★   ←人通りが多く、田町や三田の駅を使う人ならすぐ見つけられる。ただ、マンホールの場所が通り道なので、その上を通過する人も多く、ちょっとだけ見落としてしまう可能性も。

街歩きライター(東京都港区)

港区在住15年。バー・居酒屋・カフェ・博物館・美術館・銭湯・神社・お寺・公園など。街を歩きながら、観光名所も多い港区の魅力をお届けします!