1980年代に流行した赤城の「フロリダサンデー」が令和版にアレンジして復刻!天面には生チョコソース!
こんばんは!アイスマン福留です。
赤城乳業のパフェ&サンデー型商品、懐かしの「フロリダサンデー」がリニューアルをして復刻新発売!
赤城乳業『フロリダサンデー チョコレート』
「フロリダサンデー」は、1982年から2002年まで販売されていた赤城乳業のパフェ&サンデータイプのアイス。2020年に復活して販売し、さらに今年の2月には蓋と容器をリニューアルして販売。今回は新たなフレーバーが仲間入りしました!
同社は昔から大容量のパフェタイプのアイスを手掛けており、最近だとバラエティ豊かな300mlの満足パフェ「パフェデザート」シリーズほか、400mlの大ボリューム「グランパフェ ア・ラ・モード」などのアイスパフェシリーズを展開しています。ファミリーマートの看板商品「たべる牧場」シリーズもパフェタイプですもんね。
今回ご紹介する「フロリダサンデー チョコレート」は、1980年代発売当初のフレーバーであり、その中でも当時一番人気だった「フロリダサンデーチョコ」を令和版にアレンジした商品です。
パフェとサンデーの違い
「フロリダサンデー」という商品名を説明する上で気になるは、「パフェ」と「サンデー」の違いについて。器の形や素材の割合など色々と論じられますが、結論からいえば内容はほぼ同じ。明確な定義はなく、お店によってパフェと呼んだりサンデーと呼んだりまちまち。ただ、起源についてはそれぞれ異なる背景と特色を持っています。パフェはフランスの19世紀に起源を持ち、その名前は「完璧=パーフェクト」という言葉から来たという「パルフェ(Parfait)」(冷菓)由来説。基本的なレシピでは、卵黄と生クリーム、シロップを混ぜ合わせて冷凍し、さまざまなフルーツやソースで飾ります。
一方で、サンデー(SUNDAE)は19世紀後半のアメリカが発祥とされ、特に安息日である日曜日(SUNDAY)に販売されることからその名がついたと言われています。主に、アイスクリームにホイップクリームとチョコレートソースをトッピングします。日本では明治時代から各店舗で独自のアレンジが加えられ、今もなお多くの人々に愛されています。
上記を踏まえると、フロリダ州は米国南東部なので「フロリダ(サンデー)」という商品名はイメージ的にもしっくり来ます。赤城乳業に限らず80年代のアイスクリーム業界って、欧米の影響を色濃く反映した商品が多く、ひと際目立っていました。
2種類のフレーバーを発売
今回は、「チョコレート」と定番の「ブルーベリー」の2種類をペアで発売。フロリダサンデーといえば透明のプラスチック製蓋が特徴でしたが、今年(2023年)2月のリニューアルで平面的な紙蓋を採用しています。ビジュアル的に森永製菓のロングセラー商品「サンデーカップ」に似ていますね!
2020年復活のフロリダサンデー「ストロベリー」と「ブルーベリー」。他にも「マンゴー」「ストロベリー」「白桃」「ゴールデンパイン」など様々なフレーバーが発売されました。
内容量は210ml。サンデータイプのアイスとしては大きめのサイズ。今年のリニューアルで容器の形状が変わり、一見サイズダウンしたように見えますが量は変わらず。社会的課題であるプラスチック使用量の削減のため、蓋の材質をプラスチックから紙に変更し、同時に容器の形も見直しました。
フロリダサンデー特有の山型に盛り上がったドーム型の蓋を採用した容器も商品の特徴だったので、ちょっぴり残念。いやいや!復刻してくれて食べ続けられるだけでも、ありがいありがたい...。
今のサイズもたっぷり容量ですが、かつては255mlのボリュームサイズ(2000年頃)で販売された時期もありました。
フィルム蓋を剥がすと、天面には生チョコソース。サンデーらしいビジュアルです。
ミルクアイスとチョコレートの組み合わせは、赤城乳業製造ということもあり、とっても馴染み深い味。多くの人が「サンデー」と聞いて真っ先にイメージするのは、やはり「チョコレートサンデー」ではないでしょうか。ミルクをベースに、贅沢に使われたチョコソースはまさに「王道の味」。
アイス部はラクトアイス規格。濃厚なチョコソースとのバランスを考慮した上でのチョイスでしょう。そのアイスの周り(カップの縁)をぐるりと囲むように、とろとろのチョコソースが6本筋状に充填されています。チョコソースの味はマイルド!天面にかかった濃厚な生チョコソースとは一味違った、やさしい味わいが特徴です。今、パフェやサンデーを意識した多層構造の商品が増える中、アイスとチョコソースのみでシンプルに構成されたアイスサンデーは80年代テイストと言ってもいいでしょう。
あっさりとしたミルクアイスとチョコソースの相性は抜群!幼い頃に喫茶店で食べたサンデーの味を思い出す懐かしい味。あと、僕自身が小学生から中学生の頃に赤城乳業の製品を思いっきり食べていたことも関係していそうです。(笑)お世辞にも「高級な味」とは言えませんが、「そうそう!これこれ!この味!」となる、とっても馴染み深い味。形状や質、価格など様々なカテゴリが存在しますが、この「私たちとの近さを感じるおいしさ」は、ある意味他とは差別化されたものなのかもしれません。
1個あがりのエネルギーは286kcal。カロリーは気にせずに食べましょう!
1980年代に流行した赤城の「フロリダサンデー」が復刻され、今こうして食べられることに感謝。食べごたえがあり満足できるボリューミーなサンデーアイスはアイス欲だけではなく同時に心も満たしてくれます。現在店頭に並んでいいますので、昔フロリダサンデーを食べていた人も、今回はじめて知った方も、見つけたら是非一度食べてみてください!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!