【堺市北区】大阪府と奈良県北部にかつて数多く見られた民家の姿を残す髙林家住宅
堺の著名な観光スポットのひとつでもある「髙林家住宅」は、御廟山古墳(ごびょうやまこふん)の南側にあります。白漆喰(しっくい)の長い壁が続いていて、その広さがうかがい知れます。
木の質感も歴史を感じさせます。白い土塀に囲まれた中には、主屋(おもや)・土蔵・不動堂・稲荷社があり、建物と山林を含めた敷地全体が、江戸時代・近畿地方の大規模な庄屋屋敷の構えを残しているそうです。
こちら、残念ながら中に入っての見学はできなくなっております。というのも、現在も居宅として利用されているので外観の見学のみとなっております。髙林家は和泉国にあった徳川御三家のひとつ清水家の領地33ケ村の内11ケ村の「大庄屋」として名字帯刀を許される家柄だった模様。「庄屋」どころか「大庄屋」だったんですね。
外からは見えませんが、主屋は大阪府下でもっとも古い民家の一つだそうです。御廟山古墳に近いので、観光ルートに入れてみるのはいかがでしょうか。
●髙林家住宅●
〒591-8037 大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁647