薄型化が進むGANZOの二つ折り財布
つい数年前、僕がYoutubeで財布のレビューチャンネルを始めた頃は長財布がトレンドだったんですよね。
「お金持ちは長財布を使っている」そんな本まで出版されていましたが、その裏はと言うと販売単価の高い長財布を売りたいブランドとの利害が・・・ただの勘ぐりです。
そして財布のトレンドは今や”小さな財布!”
この分野では、国内では有数とも言われるブランドでも苦戦をしているのが現状。
この”小さな財布”で勢いのあるブランドはアブラサス、エムピウ、SYRINXなどの新興ブランドでしょう。
GANZOでもコードバンオーセンティック、ベビーカーフのシリーズでマルチウォレットと言うコンパクト財布や、直営店限定モデルとしてコンパクトな財布を出してはいますが、それよりも注目したいのが各シリーズの二つ折り財布の薄型化です。
ベースになっているのはシェルコードバン2の二つ折り財布。
各シリーズの旧来型二つ折り財布は札室と小銭入れに仕切りのある2室構造になっており、革の重なりが多く厚みの出てしまう仕様を変更し、収納(機能)をシンプルに、サイズもオーソドックスな二つ折りサイズとしてはギリギリまでコンパクトに仕上げて来ています。
オーソドックスな物ほど、GANZOのようなブランドは黙っていても売れて行きますから、(言い方は悪いですが購買層が違います。)僕はコレは正解だと思っています。
シンブライドル二つ折り財布小銭れ付き
2021年2月、シンブライドルの二つ折り財布小銭入れ付きが薄くスマートに仕様変更されました。
サイズ (cm)縦 9.4 × 横 10.4 × マチ2.5
素材牛革
仕様札入れ ×1
小銭入れ ×1
カードポケット ×4
内ポケット ×2
生産国日本
価格:40,700円(税込)
左(旧タイプ)右(新仕様)になります。
同じく財布を上から見た状態で、革の重なりや財布のサイズ感の違いが分かると思います。
実際に実物では画像以上にボリューム、サイズ感の違いが感じられます。
ミネルバナチュラル二つ折り財布小銭れ付き
2019年6月、二つ折り財布の仕様変更の先駆けとなったミネルバナチュラル。
サイズ (cm)縦 9.3 × 横 10.5 × マチ 2.8
素材牛革ショルダーヌメ
仕様二つ折り財布
札入れ 1
小銭入れ 1
カードポケット 3
内ポケット 1
生産国日本
価格:29,700円(税込)
シェルコードバン2二つ折り財布小銭入れ付き
二つ折り財布薄型化の原型になっているのがシェルコードバン2
2020年4月に新色ナチュラルが加わり74,800円(税込)と言う価格にも関わらず売れ行きは好調です。
サイズ(cm)縦 9.5 × 横 10.8 × マチ 2.5
素材馬革(コードバン) × 牛革ヌメ
仕様二つ折り財布
札入れ 1
小銭入れ 1
カードポケット 4
内ポケット 2
生産国日本
価格:74,800円(税込)
ミネルバナチュラルの仕様変更以降に発売された新シリーズは薄型仕様、次の薄型化はコードバン(国産)、GUD2など、仕様変更が楽しみなシリーズが控えています。
二つ折り財布の場合、財布を小さくするより薄くした方がケツポケした時にフィット感が良いですから、携帯性、使い勝手で総合的に考えるとGANZOのような仕様変更は本当に正解では無いでしょうか。
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