南海トラフ巨大地震などの災害に備えたバッテリーやポータブル電源の充電、電池の液漏れの確認は大丈夫? #専門家のまとめ
先日、宮崎県で震度5弱の地震が発生し、またもや南海トラフ巨大地震について騒がれるようになりました。
気象庁の発表によると「巨大地震発生の確率が高まったとみられる現象ではない」とのことですが、より国民の災害への意識が高まったものと思われます。
すでに災害時の準備をしているご家庭も多いと思いますが、持ち出し用のバッテリーやポータブル電源、電池の状態は大丈夫でしょうか?
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
モバイルバッテリーは普段使っているものを持ち出される方が多いと考えられるため、その状態にはあまり問題がないと思われますが、非常時のためのポータブル電源や乾電池のチェックは忘れられがちです。
ポータブル電源はバッテリー残量が60~80%程度での保存がおすすめです。そのあたりの容量になっているか、また、保管場所が高温多湿になっていないかに注意してください。
さらには低温すぎる場所も充電容量が低下してしまうため、こちらにも注意が必要です。
そして、忘れられがちなのが乾電池です。
じつは筆者も先日、未開封のアルカリ電池を使おうとしたところ白い粉を吹いている状態になっていました。まとめにもありますが、この粉は強アルカリ性で水溶性のため、素手で触れないようにしなければいけません。
災害時にいざ取り出したときにこの状態では電池として使えないどころか、粉が肌に付着してしまったときの対応にも困ることになります。電池にも使用期限があるため、定期的な交換が必要です。
「防災グッズを用意しているから大丈夫」と用意だけで安心するのではなく、それがきちんと使える状態にあるか定期的にチェックすることも重要です。