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厄介なヤブガラシを効果的に駆除!つる植物との戦い方を園芸のプロが解説!

みゆきガーデンコーディネーター

ヤブガラシは、庭や畑に勢いよく広がるつる植物で、一度根付くと他の植物を覆い尽くすほど成長します。
特に夏場に成長が早いため、見つけたら早めに駆除を開始することが重要!
この記事では、効果的なヤブガラシの駆除方法を詳しく解説します。はびこったヤブガラシに困っているという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

ヤブガラシ駆除の基本ステップ

1. 根元から引き抜く

ヤブガラシは表面のつるだけを取り除いても、すぐに再生してしまうため、根までしっかりと取り除くことが駆除の鍵です。
表面のつるを剪定するだけでは、根から再び芽が出てくることがあるため、根元からしっかり引き抜くことが重要です。
土が柔らかい時に引き抜くと、取り除きやすくなります。
特に、雨の後や水やりをして土が湿っている時は作業がしやすいです。
根が深く張ることが多いため、小さいうちに発見したら、早めに手で引き抜くことがベストです。
抜いたヤブガラシはその辺に放置せず、必ず処分するようにしてください!根からだけでなく、茎からの再生するほどの強さです。抜いた後も気をつけてください!

2. こまめに剪定・抜根する

ヤブガラシの完全な駆除は一度では難しいため、定期的な剪定が必要です。
ヤブガラシのような厄介な植物を駆除するには、光合成させないというのがポイントの1つ。光合成をさせないということは、養分を貯めさせないということです。
ヤブガラシはつるを長く伸ばし、他の植物に絡みつくため、早めに切り取って広がりを防ぐことが大切です。根から抜きたいですが、なかなかできない場合は、つるを根元近くで切ると、再生のスピードが遅くなり、他の植物への影響を最小限に抑えられます。

3. 除草剤の使用

手作業での駆除が難しい場合、除草剤の使用も効果的です。
グリホサートを含む除草剤は、ヤブガラシの葉に直接かけることで、薬剤が根まで浸透し、再生を防ぎます。
ただし、除草剤を使用する際は、周りの植物にかからないように注意が必要です。特に風の強い日は避け、無風状態で葉にのみ薬剤をかけると効果的です。
また、除草剤は即効性が期待できるものの、完全に駆除するには何度か繰り返し使うことが必要な場合もあります。安全に使うために、使用する際にはラベルに記載された指示を必ず守りましょう!

ヤブガラシ駆除後の注意点

ヤブガラシを駆除した後も、しばらくは注意が必要です。ヤブガラシは根が残っていると再び芽を出すことがあるため、駆除後も定期的に庭の様子を観察し、再発を防ぎましょう!
特に、根が完全に取り除かれていない場合、しつこく再生してしまうことがあります。
また、ヤブガラシが生えにくい環境を整えることも大切です。土壌を改良し、水はけの良い状態を保つことで、ヤブガラシの再発を防ぎやすくなります。定期的な土壌のチェックや、土壌を栄養豊富な状態に保つことが、ヤブガラシの発生を抑えるための重要な対策です。

まとめ

ヤブガラシは、その強力な成長力で一度広がると手強い存在ですが、適切な方法を実践することで、効果的に駆除することができます。
早めに対策を始め、定期的な手入れを続けることで、庭や畑をきれいに保つことが可能です。
初心者でも実践しやすい駆除法を参考に、ヤブガラシとの戦いに挑戦してみてください。根気よく取り組むことで、庭全体が美しく保たれるようになりますよ!

ガーデンコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。コツをつかんだら、植物をうまく育てられるようになりました! 手間をかけずにガーデニングを楽しむ【ずぼらガーデニング®️】を提唱しています。 Instagramフォロワー10万人・YouTube3万人のお花の専門家です。

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