小倉駅ホームの立ち食いうどん「ぷらっとぴっと」。

小倉駅を使ったことのある北九州市民ならだれでも一度は目にしたことがあるでしょう。

ホームの立ち食いうどんは60年以上の歴史がある

経営しているのは北九州駅弁株式会社でかしわうどんの販売は創業以来130年の歴史があります。

小倉駅のホームで立ち食いうどんを始めたのが昭和30年代というから駅のホームで60年以上愛されている老舗です。

最初は駅の1・2番線ホームで営業を開始。その後７・８番線に2号店ができました。

定番はかしわうどんといなり

この日は７・８番線に行きました。メニューにはかしわうどん・そばにトッピングの数々。いなりやおにぎりもあります。

券売機で食券を購入するシステム。1・2番線には券売機は無くカウンターから注文します。ここは定番のかしわうどんといなりを。

何度も利用していますがトッピングを追加したことはありません。

かしわの旨みがスープに馴染むおいしさ

カウンターに置かれたかしわうどんにはたっぷりの鶏肉とかまぼこにネギ。見るからに美味しそうです。

スープはかつおと昆布をベースにした優しい出汁の香りに包まれています。そこに秘伝のタレで炊き込んだ鶏肉の甘味と旨みが馴染んで美味しい。

麺は柔らかめで適度な弾力があり喉ごしも最高。スープが絡むと長年親しまれている「駅のかしわうどん」の味が味覚を刺激します。

いなりは最高のバイプレイヤー

いなりが美味しいんです。甘く煮たお揚げと酢飯の味がバランス良くて、特にうどんのスープと良く合う。

スープを飲みながらいなりを食べるとお互いの旨みを邪魔せずに新しい美味しさが現れます。ホームのうどんには最高のサイドメニューです。

営業は朝7時から夜9時まで。スタッフは交代制で長時間お店を切り盛りします。「今日はこれから夜まで頑張るわよ」スタッフのお姉さんの元気な言葉に癒されました。

1・2番線のお店には券売機はなく、店のつくりも昭和を感じさせる雰囲気です。「うどんちょうだい」と言って注文する風情も昔ながらのもの。

最初に店を始めたのは1・2番線なので、元祖ホームのうどんですね。良い雰囲気でノスタルジックに楽しめます。

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