【生駒市】幻想的な癒しの灯。生駒の仲秋の風物詩「生駒万燈会」が9月22日に開催されました。
2024年9月22日(日)、「生駒万燈会(いこままんとうえ)」が開催され、「生駒の聖天さん」こと宝山寺の参道が約1,000基のあんどんとろうそくの灯で彩られました。
「生駒万燈会」は、例年お彼岸の夜に開催される、生駒市民のみならず、多くの人が楽しみにしているイベント。今年は天気が怪しく開催が心配されましたが、無事開催され、筆者も数年ぶりに訪れました。
生駒駅から宝山寺に向かう際、最初に目にしたのは生駒駅南側デッキに並んだかわいいあんどん。いこまこども園の園児さんたちが描いたそうで、一生懸命描いたであろう様子を想像して和みました。
生駒駅から7、8分歩くと宝山寺の参詣本道の石碑があり、ここから宝山寺までは坂道や階段が続きます。少し上ったところからあんどんが並んでいるので、あんどんをたくさん見たい方はここから歩くのがおすすめです。が、ゆっくり歩くと30分はかかるので、体力に自信がないという方は、生駒ケーブルを利用して宝山寺駅まで行き、そこから歩いてもじゅうぶん楽しめます。
18時前から、少しずつあんどんに灯がともりはじめました。
あんどんには絵や書道、切り絵などが描かれています。事前に宝山寺社務所や生駒商工会議所、宝山寺参道の店舗などで用紙をもらって期日までに提出すれば、だれでも描くことができます。
かわいい絵、美しい文字、くすっと笑えたり心に響く言葉など個性豊かなあんどんを一つ一つ眺めながら歩いていると、階段も苦になりません。
宝山寺駅あたりから、気が付けば前にも後ろにも人がいっぱいに。外国の観光客らしき方々もたくさんいらっしゃいました。
あんどんは宝山寺の大鳥居の前まで並んでいます。日が暮れるとさらに神秘的できれいな光景です。
宝山寺駐車場では、たこ焼きやSNSで話題の10円パンなど、屋台が5、6店出ていました。ここまで歩いて空いた小腹を満たすのにありがたかったです。
宝山寺の境内では琴の演奏などが行われ、多くの人でにぎわっていました。
お参りを終えて帰路につく頃には、すっかり暗くなり、標高が高いこともあり少し肌寒いぐらいに。帰りはあんどんと遠くに望む夜景をダブルで楽しみながら歩きました。
やさしい灯に癒されて大満足。これだけのあんどんを組み立てたり並べたりしてくださった関係者の方々、ボランティアの方々に感謝です。
宝山寺
住所:奈良県生駒市門前町1-1