【北九州市八幡西区】ラーメン一筋43年!老舗の魂がいきる珠玉の一杯はイニシエ系ラーメン「折尾一番」
八幡西区折尾のサンリブそばに暖簾を構える老舗「折尾一番」。創業以来43年間ラーメン専門店として地元のお客さんにおいしい一杯を提供してきました。
歴史を感じる店構えの暖簾をくぐると気立ての良い大将が迎えてくれました。大将は御年70歳を迎えるラーメン職人です。
ラーメン1杯550円の衝撃
こぢんまりとした店内には9席のカウンターと4人掛けテーブルが2つ並んでいます。
メニューはラーメンとワンタンメンに炒飯・おにぎりとシンプルです。
驚くのはその安さ!ラーメン一杯550円!さらにおにぎりも2つで100円なんて信じられません。そこで、ラーメンとおにぎり1つのCセット(600円)を注文。
このお店は珍しいオープンキッチンでカウンターに座ると目の前に大きな五右衛門釜が2つ。
1つはスープ用、もう1つは麺を茹でるお釜で、ラーメンができるまでを拝見することができます。
平ざるで茹で湯を切る職人技
湯切りは職人技の平ざるです。茹で湯が切りやすく五右衛門釜に麺を泳がせて頃合いを見てすくい上げる技術はよほどの修練がないとできません。
そこは長年の知恵と技術を兼ね備えた大将。見事です。釜のふちにコンコンと平ざるを当てる湯切りは昔屋台のラーメン屋さんで見たことがあります。
この音がまた美味しそうなんです。大将曰く、この技も屋台から発展したとのこと。
このボリュームと美味しさ!コスパは神!
提供された珠玉の一杯はボリューム感もありチャーシューや海苔、たっぷりのネギがトッピングされています。
スープはあっさりとした口当たりながら豚骨の旨味が口に広がります。
本来は背脂も入れても良いのですが、お店がスーパーに隣接していることから買い物帰りの女性の客さんが多いのであっさり系にしているそうです。
麺は長浜ラーメンを流れをくむ極細ストレート麺。製麺所に特注で作ってもらってひと玉90g~100gにしてもらっているそうです。
スープも吸い上げてとても美味しい。食べ応えも十分です。
チャーシューも肉感がありスープと良くなじみます。美味しいスープなので全て飲み干してしまいました。
大将は休みの日にバイクに乗るのが趣味だそうで、最近も阿蘇まで一人で行ってきたそうです。
そのバイタリティはとても70歳近いとは思えません。長い間続けてきたお店ですが年内で暖簾をたたむことを考えているそうです。
折尾一番
住所:北九州市八幡西区大浦3丁目4−3(サンリブ折尾そばです)
営業時間:11時00分~18時00分
定休日:不定休(休む時は事前に貼り紙でお知らせします)
電話番号:093-602-0700