防府天満宮の参道にある、「間鍋竹士のうつわを愉しむカフェギャラリー」さんにおじゃましてきました。

防府市在住の陶芸家、間鍋竹士さんが営むカフェギャラリーです。


営業時間が13:00〜16:00と短く、ランチもありません。
それでも多くのお客様が出入りされているのを見かけていたので、気になっていたお店です。


店内に一歩入ると、あたたかみのあるうつわたちが迎えてくれます。

普段ギャラリーにある陶器は敷居が高いように感じるのですが、ここのお店は一つ一つを手に取ってうつわが馴染む感覚を確かめることができます。

そっと手に取ると、愛らしいうつわたちが肌に馴染みます。

奥にはカフェスペースがあり、ギャラリーの作品を眺めながら、奥様手作りのスイーツをいただくことができます。

提供されるうつわはもちろん、作家であるオーナー、間鍋竹士さんの手作りです。

人気のおもてなしプレートを注文。ドリンクは、オーガニックのノンカフェインコーヒーを選びました。
ノンカフェインなのに、しっかりとコクと旨味があって、コーヒー好きの方も満足できる味わいです。

米粉を使ったプチケーキは、小麦粉、バター、白砂糖、牛乳、これらを不使用とのこと。

今回いただいたのは、チーズテリーヌ、ショコラ、バナナケーキ、米粉豆乳プリンでした。どれも甘さ控えめで、噛めば噛むほど自然の甘みを味わうことができる、優しいスイーツです。

特に米粉豆乳プリンは、モチモチとした食感と、ふんわりと香るきな粉が、きび砂糖の蜜と絡まって、濃厚で贅沢な自然の美味しさです。

全て手作りのうつわが優しく手に馴染み、より癒やしの時間を感じさせてくれます。

奥様は、妊婦さんや授乳中の方、小さいお子様にも楽しんでいただきたいとおっしゃっていました。

キッズスペースも充実しており、ギャラリーでありながら、忙しいママも子連れで気軽にカフェタイムを楽しむことができそうです。

陶芸作家である間鍋さんは、青年海外協力隊での経験から、そこにあるものに感謝して大切に扱うという思いを持って、一般的な陶芸用の土は使わず、自分の足で県内の土や鉱物を探し、作品にされています。

自然に感謝すること、そこにあるものを大切にすること、うつわに対する思いや、優しい素材を使ったスイーツを味わいながら、柔らかな雰囲気の中でとても良い時間を過ごすことができました。

店内の作品はもちろん購入することができます。また、レジ前ではおつとめ品も販売されています。

途中、間鍋さんの作品のファンの女性が来店されました。カフェを楽しんだあと、大切そうに作品を買って帰られる姿を見て、こちらまで温かな気持ちにさせてもらえました。

とても素敵な御夫婦の人柄を感じられるギャラリーカフェでした。

次はどのようなうつわでカフェタイムを過ごすことができるのか、とても楽しみです。