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【白井市】白井大橋交差点近くで70年以上、地元でも愛され、全国にもその梨にファンの多い橋本梨園

ajisai地域ニュースサイト号外NETライター(鎌ケ谷市・白井市)

白井市根の白井大橋交差点近くの橋本梨園。今年も楽しみな梨の成長を見せていただきながら、代表の橋本哲弥さんにお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。

橋本梨園は、白井市でも古くから梨の栽培に携わってきた直売型の梨園です。広い敷地で、幸水、豊水を中心に、かおり、あきづき、新高、新興などを栽培されています

5月の梨園の様子
5月の梨園の様子

橋本梨園では、ミツバチによる交配を行っています。花が咲き、実がなるのですが、すべての実が梨として、成長して販売される訳ではありません。蕾の段階から、花として咲かせる以外の蕾は取り除き、花が咲いたら、余分な花は摘み取り、さくらんぼ位の大きさの段階で、梨として育てる実以外を摘む摘果の作業が行われます。

お話を伺った6月下旬は、春から続いていた2回目の摘果の作業が終了し、大きさは品種によって異なりますが、Ⅿサイズのみかん位の大きさに育っています。

以前に出荷直前の梨が雹(ひょう)の被害に遭ったことから、鳥や虫の害に加えて、雹から梨を守るために、梨園の上には、ネットが張り巡らされています。そのネットに届きそうな位、梨の枝がぐんぐん天に向かって伸びています。

橋本さんは、ご実家が梨農家だったこと、植物がお好きだったことから、農学部で農業を学び、農業に関する書籍も執筆されています。現在もライターとしてのお仕事もされており、白井市のコミュニティセンターで、梨についてのレクチャーをされたり、新規就農を目指す方への研修などにも取り組まれています。

梨の栽培に関しても、勉強をしたことをやればやるほど、成果となって現れるのが面白くなり、どんどん様々な栽培方法を取り入れたり、新規の品種の栽培にも取り組まれています。写真の梨は秋麗(しゅうれい)という品種で、スカートタイプの中が見える紙袋を今年は採用したことで、日光から梨を守りつつ、袋を破らなくても中の状態が確認できるそうです。

どうして袋を掛けるかについても、教えていただきました。皮の色が成長しても青っぽいかおりや秋麗は日に焼けるとシミのようになってしまうので、とのことです。確かに緑色の皮がきれいなままの方が美味しそうです。関西では、ほぼすべての品種に袋を掛けるなど、生産地によっても栽培方法には違いがあるそうです。

7月下旬の梨の様子
7月下旬の梨の様子

近年、早い時期から暑さが厳しく、梨の生育にも影響があるそうです。以前は、完熟の状態で木から収穫した梨も、現在は、樹上で完熟まで待つと、ご進物などは配送中に、暑い環境に置かれることもあるため、適切な時期を見計らって収穫されています。2024年の梨はいかがですか? と質問すると、2023年は例年より早めに販売がスタートしたけれど、今年は8月より本格的に始まる販売に向けて、良い状態で育っているそうです。

画像提供:橋本梨園
画像提供:橋本梨園

HPで紹介されている以外にも、新品種の梨も少量ずつ栽培されています。まだ多くの量が出回る品種ではないそうですが、店頭に並ぶので、新しい品種との嬉しい出会いがあるかもしれません。

7月下旬の梨の様子
7月下旬の梨の様子

梨はやっぱり採れたてのが瑞々しく美味しいので、直売店で採れたての梨が買えるのは白井市ならではです。丹精込めて育てられた梨が今年も楽しみですね。最新情報は公式HPをご確認下さい。

橋本梨園
住所:千葉県白井市根150−2
公式HPはこちら

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