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【長野県軽井沢町】春の山野草カタクリが最盛期。「軽井沢町植物園」からの花だより(お土産つき)

akariフリーエディター(軽井沢町・御代田町)

軽井沢町にある小さな植物園は今、春の山野草が次々と花開いています。どんな花が咲いているのかな? 園内をぐるっと散策してきました。

「軽井沢植物園」入り口。まだ緑は少ないですね
「軽井沢植物園」入り口。まだ緑は少ないですね

入園料は100円です
入園料は100円です

園内を入ってすぐは、コブシやモクレン、サクラの共演ゾーン。入り口手前の「オオヤマザクラ」は8部咲きといったところ。少しだけ花を残した「コブシ」と「モクレン」は、背の高い「シダレザクラ」と並んで春風に揺られていました。

ピンク色のコブシとサクラが見事です
ピンク色のコブシとサクラが見事です

「ヒメコブシ」という名前がぴったりの可愛さ
「ヒメコブシ」という名前がぴったりの可愛さ

個々に名前を記したプレートがあるのでとても見やすいです
個々に名前を記したプレートがあるのでとても見やすいです

素晴らしい幹のかたち。背の高い「シダレザクラ」の大木です
素晴らしい幹のかたち。背の高い「シダレザクラ」の大木です

園内右奥には「ミズバショウ」の花が見られました。湿地だけに、ここは野鳥よりもカエルの鳴き声が響いています。春の昼下がりにゲコゲコと、何とものどかです。

「ミズバショウ」
「ミズバショウ」

あれ?キジ(メス)がずっと近くにいました
あれ?キジ(メス)がずっと近くにいました

そして、正面奥の傾斜地には「カタクリ」の花がたくさん!最盛期を迎えています。

斜面いっぱいに広がる紫色の花、陽の光を受けて透き通る花弁が美しいです。

「カタクリ」
「カタクリ」

斜面いっぱいに紫色の花がゆらゆらと
斜面いっぱいに紫色の花がゆらゆらと

カタクリの傍には「アズマイチゲ」が元気に咲いていました。こちらも最盛期のようです。

「アズマイチゲ」
「アズマイチゲ」

その横には、淡い紫色をした「キクザキイチゲ」が。

なんて可憐なの〜と心の声が漏れてしまいます。

「キクザキイチゲ」
「キクザキイチゲ」

同じゾーンには大変珍しい「トガクシソウ(トガクシショウマ)」の姿も。

まだ咲き始めのようです。一説によると、日本人によって最初に名付けられた学名をもつ植物なんだそう。近くで一緒に写真を撮っていた植物に詳しそうな方が手招きして「これ珍しいから見ておいたほうがいいよ」と教えてくれました。

「トガクシソウ(トガクシショウマ)」
「トガクシソウ(トガクシショウマ)」

印象的だったのが「ショウジョウバカマ」。ふさふさの頭がなんとも愛らしく。ピンク色の加減もナイス!色やサイズなど、個体差があって楽しめました。

「ショウジョウバカマ」
「ショウジョウバカマ」

そして、この番傘オバケみたいな「ハッカクレン」も素敵です。動き出して葉が開きそうな勢いを感じました。

「ハッカクレン」
「ハッカクレン」

そして、お土産情報です。

4月9日(土)~5月8日(日)の期間中、入園者1人(入園券1枚)につき山野草のたね1袋をプレゼント中です。たねから育てることで、植物への関心を深め欲しいという思いで企画されたそうです。数に限りはありますが、まだまだ配付中とのことでした。

5月に入ると、より沢山の山野草を見ることができそうです。

同じ植物でも咲き始めから終わりまで、どんどん姿が変わっていくのも面白いですね。

5種類の山野草のたねをいただきました
5種類の山野草のたねをいただきました

軽井沢町植物園
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地1166
TEL:0267-48-3337
開園時間:9:00~17:00
入園料:1人100円(1回)
休園日:12月26日〜翌年3月31日
駐車場あり
植物園HP(軽井沢町公式ホームページ)

フリーエディター(軽井沢町・御代田町)

東京から長野に移住して10年ほど。東京と軽井沢の2拠点生活のあと、現在は軽井沢の西側「信濃追分」に仕事場を設け、本に関わる仕事をして暮らしています。趣味は散策。古本と着物と温泉、浅間山麓の風土が好きです。

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