【長野県軽井沢町】春の山野草カタクリが最盛期。「軽井沢町植物園」からの花だより(お土産つき)
軽井沢町にある小さな植物園は今、春の山野草が次々と花開いています。どんな花が咲いているのかな? 園内をぐるっと散策してきました。
園内を入ってすぐは、コブシやモクレン、サクラの共演ゾーン。入り口手前の「オオヤマザクラ」は8部咲きといったところ。少しだけ花を残した「コブシ」と「モクレン」は、背の高い「シダレザクラ」と並んで春風に揺られていました。
園内右奥には「ミズバショウ」の花が見られました。湿地だけに、ここは野鳥よりもカエルの鳴き声が響いています。春の昼下がりにゲコゲコと、何とものどかです。
そして、正面奥の傾斜地には「カタクリ」の花がたくさん!最盛期を迎えています。
斜面いっぱいに広がる紫色の花、陽の光を受けて透き通る花弁が美しいです。
カタクリの傍には「アズマイチゲ」が元気に咲いていました。こちらも最盛期のようです。
その横には、淡い紫色をした「キクザキイチゲ」が。
なんて可憐なの〜と心の声が漏れてしまいます。
同じゾーンには大変珍しい「トガクシソウ(トガクシショウマ)」の姿も。
まだ咲き始めのようです。一説によると、日本人によって最初に名付けられた学名をもつ植物なんだそう。近くで一緒に写真を撮っていた植物に詳しそうな方が手招きして「これ珍しいから見ておいたほうがいいよ」と教えてくれました。
印象的だったのが「ショウジョウバカマ」。ふさふさの頭がなんとも愛らしく。ピンク色の加減もナイス!色やサイズなど、個体差があって楽しめました。
そして、この番傘オバケみたいな「ハッカクレン」も素敵です。動き出して葉が開きそうな勢いを感じました。
そして、お土産情報です。
4月9日(土)~5月8日(日)の期間中、入園者1人(入園券1枚)につき山野草のたね1袋をプレゼント中です。たねから育てることで、植物への関心を深め欲しいという思いで企画されたそうです。数に限りはありますが、まだまだ配付中とのことでした。
5月に入ると、より沢山の山野草を見ることができそうです。
同じ植物でも咲き始めから終わりまで、どんどん姿が変わっていくのも面白いですね。
軽井沢町植物園
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地1166
TEL:0267-48-3337
開園時間:9:00~17:00
入園料:1人100円(1回)
休園日:12月26日〜翌年3月31日
駐車場あり
植物園HP(軽井沢町公式ホームページ)