【立川市】まずは知ることが大事。IKEA Foundationを知ろうでお話を伺ってきました
前回告知いたしました【サステナブルな取り組み】IKEA Foundationを知ろうが、2024年10月26日(土)に、IKEA立川2階レストランで開催されました。筆者、参加してきましたのでその時の様子をお伝えます!
イベントが始まる前に、シナモンロール1個を受け取り、ドリンクバーはセルフサービスで好きなドリンクを取りに行き、席に座ります。(参加者は無料でした)
イケア発祥の地であるスウェーデンでは、1日数回「甘い物と一緒にコーヒーを楽しむ」FIKA(フィーカ)という文化があり、今回のイベントでは、シナモンロールとドリンクのFIKAセットをいただきながらお話を聞くことができました。
定刻になり、トークショーが始まりました。右側のマイクを持っている女性の方が、IKEA立川のエコさん。左側の男性の方はステファンさんです。
イケアが大事にしていること
多くの人にとって手が届く価格、受け入れられるデザインというところで、イケアらしさをつくっているビジネスとしては、優れたデザインと機能性をもったより良い製品を、多くの方に購入していただけるように、できる限り手頃な価格で提供するということを、イケアは大事にされています。
サスティナビリティ
IKEA Foundation(ファウンデーション)を知ろう。
IKEA Foundationは、貧困と気候変動にどのように取り組んでいるのでしょう。イケアとIKEA Foundationは別々で、売上の15%が、IKEA Foundationへ。多くのお客様がお買い物をすることで、パートナー経由で支援につながります。
イケアは1943年に設立し、IKEA Foundationは1982年に設立したそうです。
元は弱い立場の子どもたちを守る目的が主でしたが、2018年以降は貧困と気候変動に焦点を当てています。IKEA Foundationのパートナー団体へ資金を提供し、パートナー団体が現地の人々に影響を与えます。IKEA Foundationが、太陽光パネルを提供したら、子供の労働が減り、収入が増え、学校へ行けるようになったというお話に感動いたしました。
ミッション
今まで3300億円(20億ユーロ)、パートナーは150を超え、IKEA Foundationは設立以来、20億ユーロを超える資金を提供してきました。
ただお金を提供するだけではなく、自立できるようになるまで支援する。
イケアコワーカー(社員)がアンバサダーとして多くのコワーカーやお客さまへIKEA Foundationというものを広める目的で年に1度、視察として赴いているそうです。
ゲストで、IKEA Foundationのパートナー団体かつ、IKEA立川でも時々周知キャンペーンを行っている国連UNHCR協会のファンドレイザー 天沼耕平さんが登壇しました。
ファンドレイザーとは
社会課題を解決するために、続々と生まれる魅力あるNPO・社会起業家と、社会貢献に関心のある7割の日本人(2013内閣府調査)をつなぐパイプラインが、ファンドレイザーです。天沼さんは、社会の問題の解決のために、資金を集め現場に届ける仕事をされています。
活動地域約135カ国、職員約2万人、機動力72時間(緊急支援チームがいち早く現場へ)
UNHCRは、1954年、1981年にノーベル平和賞を受賞。
2024年5月末の時点で、1億2千万人以上が難民となっているのだとか。これを割合で表すと、世界の人口の69人に1人が難民ということになるそうです。難民の大部分(約78%)は都市部に集中していて、紛争や戦争から守るために、シェルターの共同開発もされています。
2014年〜2015年の期間、IKEAのLED電球1個の売り上げにつき1ユーロを、UNHCRに寄付していたて、集まった総額は3080万ユーロに! 集まった金額は、難民をサポートする活動に充てられました。
IKEA立川のエコさんなど、イケアコワーカー(社員)の方々は、IKEA FoundationアンバサダーとしてIKEA Foundationのパートナー団体が現地でどのような活動をしているのか視察し、見てきたものを日本に持ち帰って広めているそうです。エコさんたちはインドへ視察しに行かれたのだとか。
私たちに何ができるのでしょうか。
天沼さん 「まずは貧困と気候変動について知ってほしい、知ることが大事なのです」
知ることが大事。本当にそうですね。ぜひ皆さんもIKEA Foundationの活動を知ってくださいね。
IKEA立川
住所:〒190-0014 東京都立川市緑町6