画像提供:時事通信

Yahoo!ニュース 共同連携企画「水俣病 解決を阻むもの」

1956年の5月1日、熊本県の水俣市保健所に奇病発生の届け出がありました。戦後最大の公害と言われる水俣病です。

なぜ半世紀超が経った今も解決に至らないのか――30年超にわたって取材を続ける記者が問題の核心に迫ります。

公式確認から68年 水俣病犠牲者の慰霊式

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自治体が認定した「認定患者」は2284人だが、「水俣病ではないがメチル水銀の影響がある」と国によって判断された救済対象者は約6万6000人。水俣病の広がりを調べる健康調査によって、さらに"患者"が増える可能性がある。(制作:KKT熊本県民テレビ)
東島 大

編集後記

東島 大熊本県民テレビ 記者

水俣病問題への関心は高くない。私自身34年前に熊本に赴任するまで教科書の中の事件だと思っていた。ところが水俣病は終わらない。戦後復興、政治、司法、文化、宗教……。多岐にわたる取材の中、世間の関心と乖離しているのではと悩む時もある。ところが「マイクオフ」事件は、むしろSNSを中心にインターネット上で問題意識が広がっていった。過去の問題と拘泥していたのは私自身ではなかったか。反省を糧に取材を進めたい。

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