バイエルンの一強支配が終焉!レジェンドが胸中を告白「ドレッシングルームに引き上げても不貞腐れている」【独占インタビュー前編】
私にはバイエルンしかなかった
――アウゲンターラーさんはデビューから引退まで、FCB(バイエルン・ミュンヘン)一筋でした。 そう、私にはバイエルンしかなかった。古き良きサッカーの一部とでも言おうか。(ワン・クラブ・マンが多かった)あの時代が恋しいよ。まあ、バイエルンに限った話ではないがね。現在のサッカー界は変動があまりにも大きいんだ。 ――ミア・サン・ミアの体現者が、いわゆる「ワン・クラブ・マン」となると、ベッケンバウアーとゲルト・ミュラーの両氏は該当しなくなりますね。 たしかに、ベッケンバウアーとミュラーはアメリカに渡った。3人を選ぶなら、デュルンベルガー、ゼップ・マイヤー、そして私ということになるな。 <後編に続く> ■Klaus AUGENTHALER(クラウス・アウゲンターラー) 18歳の時にバイエルンのユースに加入すると、77年にブンデスリーガデビュー。スイーパーとしてメキメキと頭角を現わし、7度のブンデスリーガ優勝や3度のDFBポカール制覇に貢献した。非凡なリーダーシップを備えた主将としても知られ、90年には西ドイツのW杯優勝にも寄与している。91年の引退後は、バイエルンのコーチを皮切りに、レバークーゼンやヴォルフスブルクなどの監督を歴任。近年はバイエルンの国際ユースプロジェクトに携わるなど、古巣のアンバサダー的な役割を担っている。愛称は「アウゲ」(目の意)。1957年5月26日生まれ。 取材・文●遠藤孝輔(ワールドサッカーダイジェスト編集部) 協力●FCバイエルン・ミュンヘン、円賀貴子
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