【写真：Getty Images】

　プレミアリーグのマンチェスター・シティが、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスに、パリ・オリンピック出場を許可する意向であることがわかった。アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』が、現地時間29日に報じている。アルバレスは、シティに欠かせない戦力の一人で、今季はプレミアリーグ初の4連覇に大きく貢献した。 　24歳のアルバレスは、今シーズン公式戦54試合に出場し、19ゴールと13アシストを記録している。シーズンを通して安定した活躍を披露し、6月20日に開幕するコパ・アメリカ2024に、29名で構成されるアルゼンチン代表候補メンバーに名を連ねた。この大会は7月14日に決勝戦が行われるが、アルバレスは、7月24日からスタートする男子サッカーパリ・オリンピックにオーバーエイジ枠として出場する可能性が浮上した。 　同メディアによれば、「アルバレスとニコラス・オタメンディ（SLベンフィカ）がハビエル・マスチェラーノ監督が率いる五輪メンバーの一員であることが確認できた」と伝えた。さらに、「2人は、それぞれのクラブと合意し、コパ・アメリカの後に行われる五輪代表チームの一員として加わることになる。そのため、彼らは所属クラブでのプレシーズンの開始を欠場することになるだろう」と報じ、クラブがすでに許可を出したことを明かしている。 　今シーズン、プレミアリーグの過密日程を戦い、疲労の蓄積が心配されるアルバレスだが、国の威信をかけた2つの大会に参加する可能性は高くなった。FIFAワールドカップカタール2022で4ゴールを挙げ、母国を優勝に導いており、国民からの期待は高い。果たして、コパ・アメリカとパリ五輪でも自らの活躍で、アルゼンチンを頂点に立たせることはできるだろうか。