名古屋の「味噌かつ」が仙台でも定番に? 東北道「菅生PA」で「仙台味噌かつ」を実食
味噌が違えば味わいも違うと思ったが……
東北自動車道「菅生PA」は、2023年にETCスマートICが開通し、サーキットやオフロードコースなどが充実したモータースポーツ施設「スポーツランドSUGO」とのアクセスがスムーズになり、モータースポーツファンや関係者にとっても朗報でした。 【画像】東北道「菅生PA」(上り)を画像で見る(7枚)
今回は上り線施設にバイクで立ち寄り、24時間営業のフードコートを覗いてみると「菅生のおすすめ品」として数種類のメニュー写真が貼り出されていました。 「牛タン麦めし」の丼や定食をはじめ、「仙台麻婆焼きそば」、「野菜うーめんあんかけ」、「仙台みそラーメン」などが並ぶ中で、一番惹かれたのが「仙台味噌かつ丼」(1180円)でした。 「味噌かつ」と言えば八丁味噌のイメージが強く、名古屋などを含め東海地方の定番グルメでもあります。いわゆる豆味噌で、大豆のみを原料として長期熟成させた濃い味は、愛知県を生産地として東海地方を中心に親しまれています。 それに対して仙台味噌は、大豆と米麹による米味噌で、赤味噌の代表格とされています。伊達政宗公の時代から守られている伝統の技によって醸造されているそうです。 そして「仙台味噌かつ」は、その昔、名古屋の味噌かつ屋から嫁いできた女将が仙台に「味噌かつ」を持ち込み、東北人向けにアレンジしたそうです。 ということで実食。大雑把に言えば、名古屋の味噌かつと同様に甘味が強く、なんら違和感もなく食べることができました。味噌かつファンにとっては名古屋の味との違いを明確に答えられると思いますが、正直、そこまでの違いは分かりませんでした。 濃厚な赤味噌は、とんかつやご飯、キャベツともよく合う味です。程よい厚さのとんかつは食べやすく、下のご飯にもしっかり味噌ダレがかけられていて、美味しく完食することができました。
食後にショッピングコーナーを覗くと、牛タン塩味のポテトチップスや、牛タン味のじゃがりこが箱のパッケージで売られていました。バイクだったので購入は断念しましたが、クルマで訪れた時は、ビールのつまみに購入したいと思います。
バイクのニュース編集部