天心「恋愛慣れてないじゃん(笑)」 “振られた発言”武居に強烈カウンター 「運命だったら絶対やる」
プロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)が16日、都内で行われた、社会貢献に活躍したスポーツ選手や団体を表彰する『HEROs AWARD 2024」授賞式に出席し、報道陣に対応した。 【写真】<HEROs AWARD 2024>受賞の喜びを話す那須川天心(撮影・沢田 明徳) 15日には、IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28=六島)が同級14位の挑戦者アヌチャイ・ドンスア(タイ)を7回1分37秒KOで下し、初防衛に成功。KOシーンを見たことを明かし「(4団体の日本人王者継続が)続いたことはうれしく思う。いずれベルトやタイトルマッチは(相手が)日本人であろうと海外の人でもやる。僕が言えることはそこから。ゆっくりと一歩一歩やっていきたい」と見据えた。 同階級で対戦が待たれるWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)は今月5日、2度目の防衛戦前の公開練習で天心戦が実現しないことに「何となく振られたんだろうな」と心境を吐露。これに対し「振ってもないし、告ってもいない。そんな一方的に言われても…恋愛慣れてないじゃん、という感じ」と苦笑い。続けて「運命だったら(いずれ)絶対やるので。徐々に実力をつけていく。皆さんお間違いなく」と呼びかけた。 当初予定されていた12月の米国での合宿は行わず、国内での調整を続けている。初のタイトル挑戦となった、10月のアシロ戦には判定勝ちでWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を獲得も課題があったことを振り返り「前回できなかったことを繰り返し修正したり、頭の位置や、ジャブのタイミング、目のバランスを毎日修行している」と明かした。 未定の次戦に向けてはすでに同門の選手と徐々にスパーリングを行っており「次の試合では那須川天心の実力がもろに出る。そこを世間に見せつけたいと思う」と力強く意気込んだ。