島田の2つの神社、屋根の銅板盗難被害 計243枚 修繕に数百万円 関係者「腹立たしい」
島田市相賀の高山白山神社と八幡神社で、屋根の銅板計243枚が何者かに剝がされ、盗まれていたことが13日までに、地元住民らへの取材で分かった。島田署が窃盗事件として捜査している。 高山白山神社では、前を通る道路から見えない側の屋根の銅板が約20平方メートルにわたりはがされていた。隣接する八幡神社ではほぼ全ての屋根の銅板がはがされた。 高山白山神社氏子総代によると、10月下旬時点では両神社に異常はなかった。11月1~2日の風雨による影響を確認するため、4日に様子を見に行ったところ、雨漏りが以前より特にひどく、社殿の外側を調べて盗難被害を発見したという。同日中に被害届を同署に提出し、受理された。 修繕には数百万円規模の費用がかかる見通し。当面は被害箇所をブルーシートで覆い、雨漏りを防ぐ。同氏子総代の松下昇副会長は「腹立たしい。付近でこんな被害は聞いたことがない。原状に戻してほしい」と話した。
静岡新聞社