北陸3県の魅力、関西で発信 大阪で「HOKURIKU+」開業、食や工芸で誘客へ
北陸3県が連携して魅力を発信するアンテナショップ「HOKURIKU+(ホクリクプラス)」が31日、JR大阪駅西口の商業施設「KITTE(キッテ)大阪」内にオープンした。3県の食や工芸品などをアピールし、関西圏からの誘客につなげる。 北陸新幹線の敦賀開業とともに、将来的な大阪延伸や2025年の大阪・関西万博を見据え、3県の情報発信拠点として設けた。この日開業したKITTE大阪の2階にあり、店舗面積は240平方メートル。 ますずしや高岡銅器、輪島塗、越前そばなど3県の特産品や工芸品を販売する。地酒やつまみを楽しめるスタンディングバーも設けた。内装には各県の県産材を使用。外国人客には英語などを話すコンシェルジュが対応する。 現地で記念式典が開かれ、新田八朗知事は「北陸に足を運んでもらいたい」、馳浩石川県知事は「今後も3県で力を合わせていく」、杉本達治福井県知事は「インバウンド(訪日客)にも北陸の魅力を伝えたい」とそれぞれ述べた。 開店から多くの客でにぎわった。奈良県生駒市の主婦、八田淳子さん(57)は「たくさんの商品があって楽しい」と笑顔を見せた。8月上旬に旅行で数十年ぶりに富山を訪れるとし「機会があれば何度でも行きたい」と話した。