小倉智昭さん、死去 ライバル番組が43分に渡って追悼企画 玉川徹氏「目標中の目標の人だった」
キャスターの小倉智昭さんが9日、亡くなったことが10日、分かった。77歳だった。小倉さんは22年の長い間フジテレビ系「とくダネ!」に出演。ライバル番組だったテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」でも、番組冒頭から43分にわたって小倉さんを追悼するコーナーを報じた。 【写真】えっ小倉さん!?イケオジ化していた! 小倉さんの訃報が伝えられたこの日、フジテレビは当然ながら、テレビ朝日の「モーニングショー」でも、冒頭から小倉さんの訃報を特集した。 番組では、元フジテレビの菊間千乃氏がコメンテーターで出演しており、小倉さんとの思い出を振り返った。羽鳥慎一アナ、玉川徹氏とともに、今年に入ってから小倉さんと食事をしたり、自宅を訪問したりするといった交流が始まったという。 今年3月には、羽鳥アナが小倉さんをロングインタビューする企画を放送。テレビ界を愛するから故の苦言もあり、逆に羽鳥アナへ「何を一番やりたいの」などと質問。インタビュアーと対象者が逆になってしまう一幕もあった。 菊間氏は「覚悟を持って発言をなさっていて、身が引き締まる思いで話を聞いていた」「玉川さんのことが小倉さんは好きで注目してみていた」ともコメント。これを受け玉川氏は「むしろ僕が注目して見ていた番組だった。『とくダネ!』は」といい、自身のラジオ番組に小倉さんが来たときに「『とくダネ!』最後の5年は『モーニングショーにやられるぞ』って言っていたと」という言葉も紹介。「僕の目標中の目標の人だったから。今年から仲良くさせていただくことが出来て、短い時間になっちゃったけど、テレビに対しては熱い方で、これから君がやっていくんだよって託された思いはある」と述べていた。 結果、「モーニングショー」は冒頭から43分に渡って、小倉さんを追悼。残念ながら、羽鳥慎一アナウンサーは喉の不調のため、前日に引き続き番組を休んだが、ライバル番組からもリスペクトされていた小倉さんの人柄が偲ばれる企画だった。