どうやってボールをつかまえる? 冬の間にドローヒッターになるには 山下美樹
人気YouTuberとしても活躍する現在台湾ツアー奮闘中のプロが登場!
悩めるゴルファーをレスキューしてくれるのは、台湾ツアーを主戦場として、現在年間100日以上は国外で過ごすという山下美樹(やました・みき)プロ。ツアー参戦のかたわら公開している、YouTubeチャンネル「ミキティゴルフチャンネル」で人気を博すなど、ゴルフYouTuberの顔も持つ。そんな彼女が、この冬スキルアップを目指す我々にうってつけのレッスンを考えてくれた。 【画像】ディボットの目土砂を足でならしてから打った。これはアリ?
「ボールをつかまえて飛距離アップしたい人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーXさんの悩み】 「いつもボールがつかまり切らず、ティショットはスライスばかりで飛距離ロス&OB連発…。つかまえようと意識すると、今度は引っかけて左へ…。どうしたら適度にボールをつかまえることができますか?」 【山下美樹のレスキュー回答】 ボールをつかまえる方法は分かっていても、即席で実戦するとなかなかうまくはいかないもの。そこで理想となるのは、ドローボールが意図して打てるようになることだと思います。そこで今回は、ドローボールが打てるようになる普段の練習場やルーティンで行ってほしい練習法をお教えします。
1. 大きく曲がるフックを打つ
私の持ち球はドローですが、練習時にドローばかりを打っても実戦で同じように打てるとは限りません。そこで練習場では右に大きく打ち出し、左に大きく曲がるフックを打ちます。アドレスではボールを右足寄りに置き、クローズスタンスで構え、フックを打ちやすい体勢を作ります。ショートアイアンを握って7割の力感で振り、大きく左に曲がる球を打ちましょう。球がつかまる感覚が分かってくるはずです。
2. 手は体の近くを通す
インパクト前後では、手元ができる限り体の近くを通るように意識します。手元が体から離れてしまえば、フェースが開いてボールをつかまえ切れません。ダウンスイングからフォローにかけて、グリップエンドが左脚の付け根を指し続けるイメージを持ちましょう。
3. 逆球が出てもスタンス向きは変えない
逆球が出てしまったときは、ボールをより右足寄りに置き、クローズの度合いを強くします。ラウンド中に右へのミスが出ても、絶対に目標より左を向くことはNG。余計にスライスが出やすくなってしまいます。クラブを少し短く持ち、しっかり振り切ってボールをつかまえる。スタンスを変えればスイングも変わってしまうので、要注意です。