神戸出身の浅野ゆう子、阪神・淡路大震災30年に心境 “1000万ドル”の夜景に「感慨深い」
俳優の浅野ゆう子(64)が10日、大阪市内で『デビュー50周年 単独Anniversary SHOW』に向けた取材会に出席した。 【全身ショット】若々しい!モノトーンコーデを着こなす浅野ゆう子 浅野は上京して芸能界入りし、デビュー50年。また、地元・神戸に甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から30年の節目でもある。ショーの大阪公演は、震災が起きた1月17日の翌18日に「心斎橋パルコ SPACE14」で開催する。 被災した母について「今も健在で、92歳です」と明らかにし、「大変だった話も聞いて生きてきた」としみじみ。浅野は震災後、神戸のPRに尽力し「ことあるごとに神戸のロケに出させていただく」と振り返り、「100万ドルの夜景が戻っている。感慨深い」と語った。 さらに、現在では「1000万ドルの夜景」になったと説明を受けたという。浅野は「新しい神戸の街を作り上げて、まだまだ頑張ってらっしゃる方がたくさんいらっしゃる。神戸の人間として誇らしく、もっともっとできることがあれば」と語った。また「最低でも月に1回は帰っております」と神戸愛を伝えた。 浅野は1974年5月にシングル「とびだせ初恋」でアイドル歌手デビューし、日本レコード大賞新人賞を受賞。その後、俳優として『太陽にほえろ!』を皮切りに、80年代後半~90年代前半にかけて『抱きしめたい!』などのトレンディドラマで活躍。95年公開の映画『藏』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。 50年を「あっという間」と振り返り、「最終的には好きだから続けてこられた」と笑顔。デビュー曲については「タイトルが言えないぐらい恥ずかしい」とはにかんだ。 ショーでは、浅野本人がプロデュースした構成で「セクシー・バス・ストップ」「ムーンライトタクシーや「ハッスルジェット」など往年の名曲や新曲をスペシャルバンドで届ける。1月26日には東京・有楽町の「I'M A SHOW(アイマショウ)」でも開催する。