兵庫県知事選から転戦のYouTuberも…名古屋市長選に『SNS』の影響力 デジタルボランティア達の熱狂と課題
男性は4年ほど前から、国会の動画の切り抜きをYouTubeにアップし始め、収入に繋がったことから、政治系のユーチューバーとして独立した。 東京都知事選で注目を集めた石丸伸二さんの選挙戦から密着をはじめ、兵庫県知事選挙でも斉藤知事の活動に密着した。投開票日の動画の再生回数は170万回を越えた。 YouTuberの男性: 「現場の熱狂みたいなもの、特に兵庫の時は熱狂が360度すごかったので、一体感もすごい。そういう輪の中に入れているのが面白かった。若者にどんどん拡散できたらというのがあります」
男性は、河村前市長の減税政策を継承する広沢さんの主張に魅力を感じ、兵庫から名古屋に移動し、そのまま密着を始めた。 おなじみの“自転車街宣”に密着するため、名古屋入りしてから急遽、自転車を購入した。
撮影中には、配信を見ていた視聴者が直接声をかけてくる場面も…。 視聴者: 「ずっと配信して下さって、お礼を言いに来ました。ふくまろさんにすごく会いたくて。静岡県民なので投票券ないんですが、せめて応援はと思って」
多くの視聴者の注目を集め、収益にもつながるユーチューブ配信だが、真偽不明の情報もそのまま流れる恐れがある。 YouTuberの男性: 「取捨選択して、各々がどれを信じるかというのはある。自分が100%正しいかというとそうでないという人もいるし。公選法で届かないところをYouTubeやSNSがリーチできる。これからどういうふうに進化していくかは分からないがいい方向に行けばいいと思う」
広沢さんの選挙戦では、演説を配信する人の姿が目立った。陣営も、こうしたYouTuberによる拡散を歓迎した。 広沢一郎新市長: 「多くの人に見ていただけるようになったのもネットのおかげ。YouTuberの皆さんが私の演説を拡散してもらっている。ネットの向こうに、何千人何万人の人が見て頂いている。これはすごいことなんです」