引っ越し後に車検証の「住所変更」を忘れていました。2週間経ってしまいましたが罰金などは発生するのでしょうか?
引っ越しをしたにもかかわらず、忙しくて車検証の住所変更を忘れてしまっている人がいるかもしれません。引っ越しから2週間経ってしまっていることに気づき、罰金が発生するか気になる人もいるでしょう。 今回は車検証の住所変更について、手続きできる場所や必要書類などをまとめました。あわせて、住所変更していない場合の罰則もご紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
車検証の住所変更はいつまでの手続きが必要?
車検証の住所変更は、引っ越しから15日以内の手続きが必要です。道路運送車両法第12条1項で定められており、申告を行った場合は、法律違反となるおそれがあります。 ・住所変更の手続きができる場所 ・手続きに必要な書類 ・住所変更手続きの流れ 車検証の住所変更に関して、上記3つのポイントを見ていきましょう。 ◆住所変更の手続きができる場所 車検証の住所変更は、普通車と軽自動車で手続き場所が異なります。普通車の場合は、各都道府県の運輸支局もしくは自動車検査登録事務所での手続きが必要です。軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で手続きを受け付けています。 なお、マイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードを持っている場合は、オンラインで住所変更が可能です。国土交通省が運営する「自動車保有関係手続のワンストップサービス」を利用すれば、運輸支局や軽自動車検査協会へ足を運ぶ時間と手間を削減できるでしょう。 ◆手続きに必要な書類 車の住所変更に必要な書類は、所有者と使用者の氏名が一致するかどうかで異なります。それぞれどのような書類が必要かについて、以下の表を見ていきましょう。
※国土交通省 東北運輸局「Q1.自動車の名義変更や住所変更はどのようにすればよいですか?」 軽自動車検査協会「住所変更(引越し)」を基に筆者作成 なお、普通自動車の場合は登録手数料が350円必要です。軽自動車の場合、申請に手数料はかかりません。 ◆住所変更手続きの流れ 住所変更手続きは、以下の流れで進んでいくようです。 1.警察署で車庫証明を取得(普通車のみ) 2.運輸支局や軽自動車検査協会などで申請書の受け取り・記入 3.手数料相当の印紙を納付書へ貼り付け(普通車のみ) 4.必要書類の提出 5.車検証の交付 6.自動車税申告窓口で申告書を記入し、車検証とあわせて提出 基本的には自分で手続きできますが、分からない場合は、代行業者や購入した販売店などに相談してみるのもよいでしょう。